グッドデザインフリーク

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ビジネスモデルのデザインに関するグッドデザイン一覧を表示

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全国工務店の相互支援ネットワークの写真

JAHBnet(ジャーブネット):全国250社の工務店による相互支援ネットワーク

地域ごとに気候風土・文化・人は異なる。それを踏まえた建築を行えるのは、地域に根ざす工務店である。しかし旧態依然とした工務店には技術力・提案力の不足、根拠薄弱な価格設定など、大型住宅メーカーの画一的な住宅に劣る要素があるのも事実だった。アキュラホームは当該問題を解決するため、価格算出のための詳細なデータ・経営の収支バランスなど、膨大なノウハウをシステム化し公開した。しかし地域工務店ごとの異なった事情に対して、システムを一方的に公開するだけでは不足があることを鑑み、相互支援コミュニケーションの仕組みを開発した。これがJAHBnetである。特筆するべき点は『相互支援』の要素であり、アキュラホームが指導する形式はなく、工務店がそれぞれノウハウを共有することによって地域工務店全体のクオリティ向上を達成する。17年に渡るJAHBnet活動の中で『地域活性化のためのプロジェクト』『建築会社が倒産しても複数工務店が継続的に補完するシステム』など様々な取り組みが派生し、地域ごとにノウハウを提供するリーダー工務店が誕生している。その実績とノウハウ共有ネットワークの成功例として高く評価した。

築古ビルのバリューアップ転貸事業の写真

築古ビルの耐震化とリノベーションによるバリューアップ転貸事業『Reビル』

築古中小ビルの空室率が上昇し、特に耐震性に問題のある築古ビルの経済価値は急速に低下している。一方ビルオーナーの巨額投資による修復・スクラップ&ビルトは容易に行えないのが実情であった。この課題の解決には、信頼性の高い築古中小ビルの有効活用法が必要であると考え、三菱地所レジデンスが『Reビル』という事業モデルを創出した。始めに、ビルの耐震補強工事・デザインされた内装工事等リノベーションを行う。当該改修工事の投資費用はオーナー負担ではなく、100%同社が負担する。再生後のビルは、同社にて賃貸管理を行いつつビルオーナーへ空室保証型の賃貸料を支払い、その転貸差益にて投資回収を行う。10年程度経過した後、ビルはバリューアップした状態のままビルオーナーへ返還される。これにより無人の築古ビルを所有し収入を得られなかったビルオーナーがリスク・不安を抱えることなく、再び賃貸収益を得ることができ、最終的にリノベーションしたビルを手にいれることが可能となる。理想的な当該ビジネスモデルには既に実績があり、スクラップ&ビルドに替わる新たな選択肢の登場は、都市再生に寄与することが期待される。革新的なビジネスモデルとして高く評価した。

 
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