AND market
携帯電話が発売されて以来、販売方法やキャリアや携帯製造メーカーのブランディング手法に大きな変化はなかった。しかし、これらは生活者本位のものではなく、提供者や生産者の都合によって構築されてきたものであり、生活者に選択の余地はなかったと言える。こうした中、本件は消費者が本当に必要なサービスは何かを第一に考え、新しく立ち上がったサービスのデザインである。現段階では特異な試みと思われがちであるが、フラットに考えた場合、ベーシックな販売スタイルであり、そのギャップをビジネス的な可能性と新しいブランドづくりに有効にいかせるものとして評価したい。一つの挑戦としてのプロジェクトに終わらせず、しっかりとした事業として持続・成長することで生活者にベネフィットをもたらしてほしい。