小樽商科大学附属図書館サイネージシステム
昨今、デジタルサイネージを用いた情報提供は、様々な施設に導入されており、目にすることも多くなった。しかしそれらの多くが、その場に最適化されたものか、周囲の環境に適応しているのか、という点に関しては疑問を持つものも多い。このサイネージシステムは、現役学生の目線で、学生の行動パターンを調査し、必要なコンテンツを適切に表示することを目的に開発されている。そのため学生の行動パターンを考慮した番組が編成されていたり、図書館という場を配慮したコンテンツ表現が採用されている点が素晴らしい。また、WEB技術を用いることで運用のコストを低減させるなど、サイネージが継続的に活用されることも考慮されている点を評価した。