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この製品は、2009年からSamsungが展開し、独自の地位を築いたDual LCDシリーズのフラッグシップモデルである。プラスティック素材を使用したボディにフロントLCDを浮かび上がらすため、素材とコーティングにこだわり、シンプルで美しい外観を実現している。携帯電話事業での資産を活かしたUIは、アプリケーションライクな見え方のアイコンを使用し、誰でもが直感的に使用でき、高度な撮影が行える様な工夫が成されている。
成熟期に入ったアクオスの、更なる進化が見受けられる。画面や正面からの美しさはもちろんだが、一切気を抜いていない背面の美しい処理に高い評価の声が集まった。また、本体と足のつなぎも細部までよく考えられており、さすがである。
キッチンで使われる製品として、わかりやすく、清潔感があり、実用性を感じるデザインである。手にするとしっかりとした質感があり、道具としてきちんと使えそうな手応えがある。多くのユーザーに使われることで蓄積されたメーカーとしてのノウハウを感じさせる。
非常にシンプルで無駄を省いた潔い造形。実際に手にとって覗いてみると、非常にクリアな映像が見え、双眼鏡として高品位な作り込みがなされていることがわかる。
全体的に美しくまとめられており、ボタンの配置などにも神経がいきわたっている。排気の位置も、使う側のことをよく考えて決定されていることがわかる。
アームの中で角度を変えられる機構や折り畳み機構など複雑な条件を合理的なデザイン処理でまとめている。金属の質感を生かした仕上げの制度も高い。黒とシルバーのバランスが良い。
最初の製品投入以降、完成度が年々上がってきているところが良い。GUIもわかりやすくまとめられており、てらいのない実直な造形に好感が持てる。色調についても乗用車の室内空間への配慮がなされている。
高音質なハイレゾ音源の再生機器が増加する中、その音質に見合ったハイクオリティのヘッドフォンが求められている。その要件は、機能としての高音質はもちろん、操作性、強度、フィット感、道具としての精緻さ、装着した時の美しさなど、総合的な体験のデザインでなければならない。本製品は、それらの要素を満たしたヘッドフォンである。作り手の細部にまでこだわったデザインによって、それを実現している。
CDを越えるハイレゾ音源に対応した、オーディオ商品群。音楽を聴く道具としての楽しさを、それぞれの機器が丁寧に表現している。ユーザーが使用した時の満足感が素晴らしいと感じる。またインジェクション成形においても、技術の高さを感じられ、今後の商品の見本となるデザインとなっているのではないだろうか。
ブルートゥース、ワイヤレス対応の小型スピーカー。全周をステンレスメッシュのスピーカーネットで覆うデザインで、そのメッシュへのプレスパターンがユニークだ。シンプルな形状に4つのパターンのプレスパターンがあり、空間に置かれるとそのカラーとデザインで存在感を発揮する。音楽再生だけでなく、ハンズフリーのスピーカーフォンとしてや会議の音声スピーカーとしてなど、多様な使い方が期待できるところも評価された。
まず、触ってみて、ズームレンズを回すことで電源がONになる機能には驚いた。シャッター音や手に伝わるクリックの触感など、アナログ的な要素は、触るほどに感性に響いてくる。銀塩カメラからデジカメに移行して忘れ去られた感覚的な要素が、触れるたびに蘇るようだ。
高性能なコンパクトデジカメであるCXシリーズの長所を十分に引き継ぎながら、グリップの改善、操作系のチューニングなど、変えるべき点を着実かつ確実に修正したモデルである。性能に見合った質感と使いやすいUI、性能の良いオートフォーカス機能など、毎日使うデジカメとして必要十分な製品であることが評価された。
デジカメの使い方の幅を広げ、新たなコミュニケーションツールにしようとする試みは、昨年度の受賞作から引き継がれている。今回は、プロジェクターレンズ部分にON/OFFの機能を持たせたカバーを設置し、より直感的で確実な操作ができるよう改良が成されている。また、DLPの採用により、明るさ20ルーメンに向上したプロジェクターは、60インチクラスでの投影も可能。暗い部屋での操作を助けるため、投影操作に必要なボタンが点灯するなどの配慮もなされている。
この製品は、防水・防塵・耐衝撃性を有するデジカメであるが、外観からその機能をうかがうことはできない。プロテクタで覆う見せ方をあえて避け、普段使いのカメラらしいカメラに仕上げようと努力した様子が見て取れる。また、この製品に設定された「プレミアムショットモード」は、よく考慮されたUIの存在により、「誰もが使え」「いつも共に過ごし」「育てる」ことのできるカメラとしての側面を強調している。
昨年の受賞作の造形要素、斜めダイヤルなどの操作性の高さを受け継ぎながら、一段と強化した光学系、画像処理系を実現している。外観の要素として、新たにGPSを追加しているが、嫌み無くデザインされ、ランドマークナビの搭載と相まって、使用の可能性を高めている。
まさにIXYらしい、端正でシンプルな造形が高く評価された。ステンレスボディの製品を、ここまで質良くまとめ上げるには、並々ならぬ苦労があったことと思われる。日本の物作りの底力を感じさせる製品である。UIの構造も吟味されており、IXYのひとつの完成形と言えるだろう。
この製品は、アウトドアでのスポーツシーンを前提にデザインされた防水・防塵・耐衝撃性能を有するハイビジョンカメラである。全周を覆うプラスティック素材のホールド感も十分で、アウトドアユースの気分をもりあげてくれる。動画編集ソフトも内蔵しており、簡単操作のUIと併せ、FaceBookやYouTubeへの動画投稿が簡単に行える。
女性をメインユーザーと想定した商品は多いが、当ビデオカメラは、観念的な女性嗜好のデザインに陥ることなく、女性の手のサイズや柔らかさ、把持力、女性のバッグサイズなどを具体的に考慮し、女性が持ちやすく使いやすいビデオカメラのフォルムやサイズを丁寧に吟味しデザインされている。液晶モニターを開いて起動するまで約1秒と、レスポンスも速く、審美性と機能性を兼ね備えたデザインである。
低重心化と静振化のために底板に厚肉塗装鋼板を用いていることからもわかるように、機能的に必要な箇所には、見えるか見えないかに関係なく、力を注ぎ高品質な商品づくりにこだわっている。その一方で、新規性や登場感を強調するような、使用者にとって不必要な造形や装飾、表面処理などは一切なく、使用者のコストパフォーマンスを最大限に配慮したデザインである。
一見、目新しさはないが、起動や終了時の速さなど、使い勝手の良さにこだわって作ったことが伝わる。