「アキュビュー」の乱視用製品(「ワンデー アキュビュー モイスト」乱視用・「アキュビュー オアシス」乱視用)に採用の独自のレンズデザインASD(アクセラレイテッド・スタビライゼーション・デザイン)
乱視用コンタクトレンズは、使用者の乱視の角度に合った位置で安定することが必要である。そのため、従来はレンズの重心を下方に置き、重力によって位置を決定する方法を採っていた。しかし、例えば首を傾げて物を見たり、ソファに寝転んでテレビを見るような使い方をした時、重力の影響で角度がずれてしまう問題があった。この製品は、これまでとは全く異なり、レンズの形状を最適化することでレンズの安定性を確保している。ASD(アクセラレイテッド・スタビライゼーション・デザイン)と名付けられたこの形状は、レンズの上下を薄くすることで瞼の動きの影響を受けにくくし、やや厚めにデザインされた左右の部分が、上下の瞼との関係でレンズを正しい位置に保持するものとなっている。頭の向きや瞬きからの影響を受けづらく、乱視患者のコンタクトレンズ使用に新しい可能性をもたらした製品として、高く評価された。