ピエガ
グッドデザイン賞
延長された後脚が肘掛けになり、そしてそれが背もたれを支持するという特徴的で合理的な構造を評価したい。
立ち上がり時に手で肘掛けを押した時の力のベクトルが後脚の角度に合致しているので、立ち上がる時にキャスターが動かない工夫も秀逸。
また最小限の大きさの肘掛けとしたことで着座しやすいという機能を与えたことがビジュアルの特徴となっている。
ピエガの概要 | ミーティングシーンでの頻繁なレイアウトの可変(講義形式、会議形式、打ち合わせ形式など)に対応できるチェアー。 直線基調でシンプルに仕上げたデザインは、空間を選ぶことなく多様なシーンにコーディネートできます。 キャスター付きで水平スタック機能を備えており、簡単に移動/収納が可能。 さらに座のベース層に伸縮性をもったテンション材を採用することで衝撃吸収と体圧分散性を高め、長時間の会議も快適にサポートします。 |
ピエガの製品仕様 | 寸法:W560 × D555 × H790、SH435(mm) |
プロデューサー | コクヨファニチャー株式会社 |
デザイナー | コクヨファニチャー株式会社 チェアーバリューチーム 上田伸行 |
ピエガの開発・企画について | レイアウトした時の空間としての美しさを考えたフラットなデザインは、イスを個としてのプロダクトではなく、建築の一部として見えることを目指した。 ストレート基調のフレームとスクエアな背もたれは、イスをたくさん配置した時にも空間に余計な要素を与えずに、シンプルでフラットな空間を作り出す。 |
ピエガのデザインについて | 構造体としての美しさを強調する「ストレートライン」と、レイアウトした時の「横方向の連続性」。 |
ユーザー・社会に伝えたいこと | オフィスにおける執務ゾーン以外のエリアの働き方が多岐に及ぶようになってきており、状況に応じて様々な使われ方がなされている。 そのような可変性の高い空間に置いて瞬時にレイアウトを変更できるための家具の必要性が増々高まっている。 Piegaはそのような空間に対応可能な機能を備えながらイス本来の機能である座り心地、更にはレイアウトした時の空間が美しく映えるような意匠性を持ったイスを提供することを目的とした。 |
ピエガはその使用者・利用者にどのような価値を実現したか | 直線基調のシンプルなスタイリングにおいて、座り心地を想起させるための工夫として背もたれに最小限のパンチングを施した。 このイスの意匠的な特徴ともなっているパンチングは穴の大きさと形状・配列を変化させることでやわらかなリズムを作りだし、曲面が強調され背中にやさしくフィットすることを予感させる仕掛けとなっている。 |
ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項 | オフィス空間でのミーティングチェアーは複数で配置されることが常である。 よってイス単体としての個の主張よりも、空間に並べられた時の美しさを心掛けながらスタイリングに取り組んだ。 またオフィス家具という特性上、カタログ紙面の情報だけで購入するユーザーに対しても、デザインを通して期待を持ってもらい、さらにその期待値を裏切らないような座り心地を提供できるようなイスを目指して開発した。 |
どこで購入できるか、どこで見られるか | コクヨ株式会社 東京ショールーム 梅田ショールーム |
ピエガをもっと見る・購入 |
楽天市場でピエガを探す amazonでピエガを探す Yahoo!ショッピングでピエガを探す |
オフィシャルサイト | http://www.kokuyo-furniture.co.jp |
著作権利者:(C)JIDPO GOOD DESIGN AWARD [ G-Mark Library ]