進化する 日和山 物語
グッドデザイン賞
住民自らが地域の潜在的な魅力を発掘し、整備にまでつなげたプロジェクト。
既に受賞している「新潟の町・小路めぐり」との連携や、応募者の地域へのコミットメントの深さも評価されました。
進化する 日和山 物語の概要 | ないものねだりからあるもの探しへ「自分の町の魅力に気付き、楽しみ、発信する」そんな市民の活動に行政も協力参加「みなとまち新潟」のシンボル「日和山」の再生と進化の物語です。 日和山は船乗りが出帆等を決定するため天候を観測する山で日本各地にありました。 多くの北前船が訪れた新潟湊の日和山も名所として賑わっていましたが、まちの変化と共に忘れられ荒廃しました。 そんな中、市民による祭の復活、魅力に触れるイベント、手作りの地図や案内板を使ったまちあるき等が開催され人々の関心が向く切っ掛けとなると、新潟市も協力参加し官民によって整備が行われました。 「みなとまち新潟」のシンボル「日和山」の進化は今も続いています。 |
進化する 日和山 物語の製品仕様 | <施設>日和山・住吉神社・日和山五合目 <活用>住吉祭(7月) 日和山春祭(4月) まちあるき・日和山登山(通年) |
プロデューサー | 日和山委員会 + 新潟市 |
ディレクター | 日和山委員会 + 新潟市 |
デザイナー | 岩佐明彦 + 稲葉 裕 + 清水 徹 + 野内隆裕 |
進化する 日和山 物語の開発・企画について | 数多くの北前船が立ち寄り栄えた「みなとまち新潟」のシンボル「日和山」。 まちの変化により忘れられた場となったが、愛着を持ち守る人々の思いを受け止め、その存在と意味を、多くの市民に認識してもらうべく、集いやすい「環境」と「動機」をデザインし提案・提供した。 江戸時代そうであった様に、日和山に登り自分の町を見返す事で、自分の町の「みなとまち」としての価値を知り、自信を持ち、愛着を持つ人達を増やしたい。 |
進化する 日和山 物語のデザインについて | 日和山の魅力(眺望・風景・歴史・祝祭)を最大限に活かした整備と、そこへ誘うまちあるきのしくみづくり。 |
進化する 日和山 物語はその使用者・利用者にどのような価値を実現したか | (1)日和山<岩佐明彦 新潟大学工学部建設学科准教授><稲葉 裕 株式会社フォーライツ><日和山委員会><新潟市>山頂からの眺め精査・階段の上がりやすさと見え方・歴史のアーカイブス設置・照明のデザイン (2)住吉神社<清水 徹 一級建築士事務所 アトリエ 縁><日和山委員会>旧社殿の調査・部材の再利用・歴史的&文化的価値を損なわない設計・社殿利用機能の充実 (3)日和山登山コース<路地連新潟><新潟市>日和山への関心を生む地図・歴史案内板・まちあるきコースの制作、新潟シティガイドの養成 (4)日和山五合目<野内隆裕 路地連新潟>日和山の歴史や風景を堪能する来訪者へのもてなしの場 |
ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項 | 自分の町にとって、意味のある、歴史ある場所であっても、まちの変化によって忘れられてしまう事がある。 また失ったものに関心は向けられがちであるが、まだそこにあるものの価値に気が付かない事もある。 日和山でのアクションは、そんな見過ごされがちな町の魅力に着目した「あるものさがし・みがき」の実践例であります。 先ず、やってみせる。 そんな一歩が大きな進化に繋がる事が、誰かの勇気に繋がれば幸いです。 |
どこで購入できるか、どこで見られるか | 新潟市中央区東堀通13番町 日和山、新潟大学工学部建設学科岩佐研究室 日和山、新潟 下町あるき 日和山 登山のしおり、みなとまち 新潟 日和山 五合目 から |
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