愛知県春日井市牛山町2110-12
2007年度 グッドデザイン賞 受賞
水田の緑の上に浮かぶように置かれた建築の写真がイメージをかきたてる。
初夏の緑風の心地よさ、黄金のカーペットの上の秋の風景など、都市住宅では得られない生活の様態が表現されている。
都市住居ではない新しい住居形式がミニマムな形式として創造されている。
愛知県春日井市牛山町2110-12の概要 | 敷地は愛知県春日井市の郊外。 西、北、東は住宅に囲まれているが、南には田畑が広がっている。 敷地から浮かび上がらせた縁空間は、眼前の田畑を切取りながら、人と人との関わりを近づけたり遠ざけたりする。 土間空間を付随することで「私」の中に「公」をゆるやかに取込み、庭での交流をより膨らませてゆく。 南面の壁と建具、そして庇が縁空間を内部空間のようにも感じさせ、その裏表で人の溜まりを誘発する。 住宅内には地面に近いレベルの空間も設け、坪庭、光庭、囲庭等、性質の異なる庭を至る所に配し、光、風、雨、土といった自然の恵みを感じてもらう。 縁空間を田縁生活のステージとし、そこから環境づくりが始まってゆく住宅である。 |
プロデューサー | 株式会社ワーク・キューブ 桑原雅明 |
ディレクター | 株式会社ワーク・キューブ 吉元学、平野恵津泰 |
デザイナー | 株式会社ワーク・キューブ 萬田浩太郎 |
愛知県春日井市牛山町2110-12のデザインについて | この住宅は、昔ながらの生活を今一度見つめ直した新しい日本の住まいである。 昔の人が作物づくりで経験したこと・・・光、風、雨といった自然の恵み、作物づくりを通して育まれる家族関係、地域住民との交流。 その体験を現代のカタチで甦らせたいという思いから、「庭づくり」を通して住まい手が自ら生活の環境(自然との縁、人との縁、地域との縁)をつくり上げていくことを提案した。 |
ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項 | 余裕のある敷地の中で、「庭づくり」を通して生活の環境(自然の恩恵、家族の関係、地域の交流)をつくり上げていく。 |
製品の寿命を長くするための工夫、あるいは寿命を全うした商品が廃棄される段階での対応 | 施主の要望であるシンプル・モダンを建物の形状のみにとどめず、余分なものをそぎ落とした生活のカタチとして捉え直すことで、昔ながらの縁側での生活を甦らせる。 |
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オフィシャルサイト | http://www.workcube.jp/ |
著作権利者:(C)JIDPO GOOD DESIGN AWARD [ G-Mark Library ]