ROOM101
土木・環境整備・地域開発・都市デザイン
成瀬・猪熊建築設計事務所 (施主スチュアート ジャイルズ(東京都)
2007年度 グッドデザイン賞 受賞
分譲マンションのリノベーションである。
天井高3,4mという恵まれた空間量を最大限生かすために住機能の要素をアーキファニチャーのように記号化し空間の中に散在させるというデザイン処理が成功している。
商品ではあるが設計者の高い能力を感じさせる作品である。
ROOM101の概要 | 分譲マンションのLDK部分のリノベーションです。 改築前は、リビングとキッチンがカウンターと吊り棚によって分断され、3.4mの天井高を活かしきれず、暗いキッチンでした。 これらの問題に対し、収納を立体的に浮かせたデザインで、収納量の増加と空間の広がり、使い勝手の良さを実現しました。 空間は、場所によってそれぞれ適した収納が身近にありつつも、視線の抜けと広がりは部屋の広さと天井の高さを強調します。 収納を壁から飛び出させるために構造計算もし、鉄骨で支えています。 とても小さなデザインの中に、LDKに対する提案、立体的な空間活用の提案、スケールの問題、内装における構造設計の意味を込められたと思っています。 |
デザイナー | 成瀬・猪熊建築設計事務所 成瀬友梨、猪熊純 |
ROOM101のデザインについて | 建築としてはとても小さなプロジェクトでしたが、それでも今までに見たこともないような空間と居心地、ユニバーサルな使い勝手の良さを作り出そうと考えました。 たった9平米のために、100近いスタディ模型を作り、半年以上にわたってクライアントと何度も打ち合わせをすることができたのは、とても幸運でした。 オープンハウスやメディアで皆さんにご好評いただいたことは、大変有難いことだと思っております。 |
ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項 | 広さを作り出すため、リビングとキッチンを繋げつつ分けること。 |
製品の寿命を長くするための工夫、あるいは寿命を全うした商品が廃棄される段階での対応 | 視線を遮らずに、収納を増やすこと。 |
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オフィシャルサイト | http://www.narukuma.com |
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