ユニロイ 両手鍋22cm
グッドデザイン賞
鋳物鍋は重くて扱いにくかったが、この企業は産業用部品鋳造で培われた高い技術を活用し、軽い鋳物鍋を実現した。
新規設備を導入し、約2年を費やし、品質の高い製品をやり遂げた努力はすばらしい。
持ち手のやや個性的な部分はもう少し検討してはどうか。
ユニロイ 両手鍋22cmの概要 | 高い熱伝導性や保温性から、プロの料理人が好んで使用する鋳物ホーロー鍋。 しかし、この優れた製品には問題がありました。 それはずっしりと重いこと。 [UNILLOY]は鋳物ホーロー鍋の良さをそのままに、世界最軽量を実現した鋳物ホーロー鍋シリーズです。 切削加工することなく厚さ2mmという驚きの薄さを実現し、弱点だった鍋の重さを従来製品の約半分に抑えました。 しかし我々が生み出そうとした本質は、誰も真似できない技術力よりも誰もが扱いやすいと感じる新しい価値です。 食材の旨みを最大限に引き出す鋳物ホーロー鍋を軽く扱いやすく進化させ、日常的に本格的な料理が楽しめる。 それが「UNILLOY」です。 |
ユニロイ 両手鍋22cmの製品仕様 | サイズ:本体直径22㎝、本体高さ11.5㎝、全体高さ16㎝ 容量:3.8ℓ 重量:約2.7㎏ 厚さ:底2.5㎜、側面2㎜ 本体材質:FCV鋳鉄 表面加工:ホーロー加工仕上げ 熱源対応:オール熱源 |
プロデューサー | 株式会社三条特殊鋳工所 内山照嘉 |
ディレクター | 株式会社M&M 明道章一 |
デザイナー | STUDIO KOMIN山田耕民 |
ユニロイ 両手鍋22cmの開発・企画について | 熱伝導が良く、保温性に優れ、食材の保存も可能で、熱源を選ばず、見た目も美しい鋳物ホーロー鍋。 その機能性意匠性は世界中のプロの料理人から主婦まで多くの人々が認める究極の鍋です。 しかしその唯一の欠点は重くて扱いにくい事です。 その欠点を克服する事によって、優れた鍋を日常使い出来、多くの人が料理の楽しさを体感できる。 調理離れが進む昨今、食の持つ力を再認識してもらう一助になれば、それが我々の願いです。 |
ユニロイ 両手鍋22cmのデザインについて | 鋳物ホーロー鍋は最も器に近い調理器です。 食卓に出す事を前提に、軽く、優しく、使い易い鍋を造りました。 |
ユニロイ 両手鍋22cmはその使用者・利用者にどのような価値を実現したか | 優しい形は陶磁器の器のイメージを前提として、鍋本体のフランジを楕円に設計、やさしさと注ぎ易さを実現し、むき出しになる金属部分をなくす事に成功しました。 使い易さを実現する為、目をつぶってもハンドルを認識して持てるよう、両手ハンドル全体をかるい半球形のカーブにさせ、末端を持ち手に合わせて 直線で切り、持った時に自然に手が入り鍋位置や方向性を感じられるようにしました。 本体はかるく下に向かってカーブした楕円を2分割した形状により、底からくる熱原を効果的に取り込む形にしています。 蓋は内側に同心円のフリルをつけて、蒸発した水滴が平均に食材に落下するようにしました。 ツマミはデザインテーマである楕円形状をセンターで直線に2分割されて、ステンレス鏡面を利用し光と影のパターン出来るように工夫しました。 この握りやすい楕円のツマミは葉っぱをモチーフにしたナチュラルでシンプルなUNILLOYの象徴でもあります。 |
ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項 | 鍋や食器は使用されて初めてその価値が出ると思います。 使用頻度が自ずと上がる鋳物鍋を造るには、問題であった重くて扱いにくい点を変える必要があると考えました。 UNILLOYは軽く、清潔感があり、陶磁器のように調理から食卓まで一貫して使える事で、使う人にその楽しさを享受してもらいたい思っています。 将来は色や柄のバリエーションを加えて、独自の世界観を作り出し、ユーザーの満足感を高めたいと考えています。 |
どこで購入できるか、どこで見られるか | 高島屋 日本橋店、新宿店、玉川店、横浜店、大阪店、京都店 松屋 銀座本店 東急百貨店 本店、UNILLOY公式サイト、UNILLOY Facebook |
ユニロイ 両手鍋22cmをもっと見る・購入 |
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オフィシャルサイト | http://www.unilloy.com |
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