オーガビッツプロジェクト
グッドデザイン賞
綿花の1%にも満たないオーガニックコットンを普及させるのための新しい仕組み。
一着の服においてのオーガニックコットンの使用率を下げることで、メーカー側のコストを抑え、使いやすくすることで全体の使用量を上げるという逆転の発想がユニークである。
その結果、65のブランドで累計500万枚を超えるアイテムを生産という規模感と実績につながっている。
オーガニックコットンを普及をドライブさせることで途上国の農家の健康被害の低減というソーシャルデザインにもつながっている。
オーガビッツプロジェクトの概要 | 日本で最も多くのブランドが参加するオーガニックコットン普及プロジェクト。 日本最大の綿花商社としてファッション性と社会貢献を両立しつつオーガニックコットンを楽しめる仕組みをアパレル業界に提供。 オーガニックコットンの需要を無理なく高めていく為に100%にこだわらず10%以上使用することを条件に掲げ65ブランド累計500万枚を超えるアイテムを生産。 服を通して7つのNPOを資金援助する仕組みを制度化。 若手デザイナーや知的障害のあるアーティストとアパレルブランドとのマッチングも行っています。 印・米・中国の農家を支援。 (株)フェリシモと協働するインドでは栽培農家6,000軒を援助。 250名に奨学金を授与。 |
プロデューサー | 溝口 量久(豊島株式会社 営業企画室室長) |
ディレクター | 上妻 善弘(株式会社アナイスカンパニー 代表取締役社長) |
デザイナー | 村山 創 |
オーガビッツプロジェクトのデザインについて | 「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること 通常のコットン栽培に使用される殺虫剤や落葉剤などの強力な農薬が後進国の綿花農家の健康被害を招いています。 オーガニックへの転換を説得して回ることで農家の健康被害が低減されています。 消費面では通常綿の服もオーガニックコットンの服も肌に与える影響に差はありません。 オーガニックコットン=肌に良いという間違ったイメージをオーガビッツプロジェクトを通して払拭します。 「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること オーガニックコットンの栽培が進むことで後進国では農家が現金収入を得るようになり就学率が上がります。 一方で村を離れる若者が増える為インドでは奨学金の分配に配慮して村への定着を進めます。 オーガビッツファンドの支援先のNPOではダウン症の方の自由な画が服となり人気ブランドの店頭で販売されたり、インドネシアの障害児学校がアートスクールバスを受け取るなど社会との関わりが深まります。 「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること 農家・メーカー・ブランド・消費者・NPOが繋がることでサプライチェーン全体が一つの目的意識を共有します。 支援するNPOの皆様はCSR的な寄付では無く経済活動の一員として積極的に交流する事で報酬的な意味合いで基金を受け取ります。 参加意識が商品作りに活かされます。 栃木では和綿を育て有機野菜を味わうイベントを通して衣と食の繋がりを伝えます。 それぞれの立場での繋がり意識の共有が良い商品を産みます。 「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること オーガニックコットンは中国・米国では環境問題、インドではそれに加えて貧困問題を解決に導くコットンです。 共通しているのは生産者に繋がるコットンだということです。 服は農作物です。 自分が着ている服が誰かのまいた種から出来ている。 そのイメージを喚起する力がオーガニックコットンにはあります。 オーガビッツの服を通して海外の問題を肌で感じ、身近な問題への関心を持ち解決に向けて行動し参加することが出来ます。 |
ユーザー・社会に伝えたいこと | オーガニックコットンを楽しみましょう!一枚の服が社会を変える力を信じて、かわいい服を作りましょう!オーガビッツプロジェクトはキッカケです。 オーガビッツの服を通して環境や貧困やハンディキャップに向き合って解決への第一歩を踏む出すカッコイイ人が増えること、それがオーガビッツプロジェクトの願いです。 よろしくお願いします! |
どこで購入できるか、どこで見られるか | 各ブランドの店頭。 、オーガビッツ、オーガビッツ「アトリエ・エレマンプレザンプロジェクト」、オーガビッツ「地雷原を綿畑にするプロジェクト」 |
オーガビッツプロジェクトをもっと見る・購入 |
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オフィシャルサイト | http://orgabits.com/ |
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