漆の名刺入れ

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名刺入れ

雑貨・生活用品

桐本木工所(石川県)

2007年度 グッドデザイン賞 受賞

伝統的素材の漆を、シンプルなデザインによって現代のライフスタイルに生かそうとする姿勢が評価できる。

丁寧な工程によって日常使いに耐えうる強度をもたせている点も好ましい。

また、名刺入れというコミュニケーションツールに漆を使うことで、会話のきっかけとなることも想定でき、商品企画としての着眼点も的確である。

漆の名刺入れの概要構造:印籠づくり。
本体と蓋の2パーツ。
緻密な合い口を実現し、蓋を抜くときに漆ならではの感触を楽しめます。
木地:あすなろ材。
本体は二重構造になっていて、外回りの側板は横方向の木目。
内側に仕込まれたフタがはまる部分は縦方向の木目。
見えにくい部分に高度な木工技術を生かす。
漆塗り:側面部分は漆と米糊で布を着せ、補強します。
一度輪島地の粉(珪藻土を焼成粉末した下地材)を使った下地を行います。
次に蒔地仕上げを行います。
漆を塗って乾かないうちに「地の粉」を蒔きます。
乾いたら丁寧に研ぎます。
さらに黒(またはベンガラ)漆を塗り込みます。
仕上げは、生漆にて拭き漆を3回繰り返し、表面硬度を高めます。
プロデューサー桐本木工所 代表補佐 桐本泰一
ディレクター桐本木工所 代表補佐 桐本泰一
デザイナー桐本木工所 代表補佐 桐本泰一
漆の名刺入れのデザインについて木と漆の創作活動を進めていると、「漆は扱いにくく、かぶれるもの」などと言われます。
ほんものの漆の良さを実感できるモノの創作を行い、少しでも漆器が今の暮らしに再び馴染むようにと願っています。
仕事上で、まず自己紹介する時の重要な道具「名刺入れ」を緻密な木工細工、傷の付きにくい漆の新技法にて創作しました。
持ち歩く漆製品です。
ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項従来の漆塗り技法(本堅地技法の上塗り仕上げ等)で作られた漆器よりも、表面硬度が高く、かつ、漆塗りの瑞々しさを失わない漆塗り技法を開発しました。
(漆布着せ・蒔地技法)それによって、表面硬度が高まり、持ち歩けるほど気軽に使うことを可能にした。
また、着物の柄をモチーフにしたストライプの漆絵バージョンを加えた。
製品の寿命を長くするための工夫、あるいは寿命を全うした商品が廃棄される段階での対応木地の縁に布着せを施し(うるしと米糊を接着剤として使います)、木地強度を高めています。
また、珪藻土を焼成粉末した地の粉とうるしを直接掛け合わせる技法は、表面硬度が高く、(ガラス繊維質に近い硬度とも言われています)愛着が湧いてくるほど長く使えます。
また、丁寧な漆塗りは修理が可能なので、相当長く使ってもらうことが可能。
天然素材で作られた物は、廃棄、焼却するときも自然に優しいのです。
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オフィシャルサイト http://www.kirimoto.net

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