てまる

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食器

個人用品や育児・介護用品

てまるプロジェクト(岩手県) 地方独立行政法人岩手県工業技術センター(岩手県)

2011年度 グッドデザイン賞 受賞

高齢者や障害者用の食器が、丁寧なリサーチから生れたやさしい型で食の機能がしっかりまとめ上げられている。

握力の弱い高齢者や障害者のために高台の上に設けられたくぼみが器の型の中に産地のロクロ技術で美しく仕上げられたデザインも素晴らしい。

食器サイズも多様な介護食に対応出来るよう工夫されたバリエーション展開が出来ていて、色も木質色だけでなく食材が解りやすいように用意されているところも好評であった。

てまるの概要福祉食器シリーズ「てまる」は、食卓で介護の必要な方だけ違う食器を使い、孤立感を感じる、ということが無いよう“家族みんなで使いたくなる食器”がコンセプトです。
しかし、障害は一人ひとり異なります。
そのため、要望・症状や好みに合わせたオーダメイドや、修理もお受けしています。
工芸職人のいる地域性を活かし、手仕事ゆえの技術や柔軟性を、より必要とする方々にお届けします。
豊かな食事時間は、生活の活力にも繋がります。
「てまる」の名は作り手や使い手、高齢者、障がい者、子ども、家族…沢山の人の「手」が輪(まる)となってつながり、「人と人」「人と社会」の結びになって欲しいという願いから命名しました。
プロデューサー陶來/大沢和義 地方独立行政法人岩手県工業技術センター/八重樫幾世子 地方独立行政法人岩手県工業技術センター/阿部 博
ディレクター道具屋/長沼岳彦 道具屋/主濱絵里 地方独立行政法人岩手県工業技術センター/八重樫幾世子
デザイナー陶來/大沢和義 東北巧芸舎/佐藤勲 みのり工房/林郷亨
てまるの開発・企画についてサステナブル社会(持続可能な社会)の実現に向けて、応募対象が取り組んだこと
嗜好性だけでなく、まず道具であることを求められる介護食器を通して、脈々と続いてきた工芸や手仕事の文化を、次世代へ引き継いでいくことも意識しています。
あつらえや修理は、「てまる」を代表するサービスです。
サイズには「寸」も併記しています。
食器を“安い物でいい”“傷んだら買い替える”と選ぶのではなく、自らの目的をきちんと意識して選び、時に作り、意欲的に使い続けることを伝えています。
てまるのデザインについて「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること
開発は、高齢者や障がい者を対象にモニター調査を行っています。
その後、開発者(健常者)やその家族、飲食店で試用し、納得いく結果を得て商品化しています。
障害をもったからといって、人間の好みは急に変わりません。
世代を超えて使える食器、また、現在の介護食器のなかでは「選べる喜び」につながることを心がけています。
商品を販売する際はお客様がわかりやすいよう、写真・図・ディスプレイで工夫しています。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること
食事がスムーズにできたことで、老人ホームでは隣の人との会話が生まれた事例がありました。
また障がいのある子どもは、普段できないことにチャレンジするなど、次の行動に積極性がみられました。
食事は、単なる栄養補給ではなく、心や五感全てを使う文化的な行為です。
1日3度の機会を豊かに過ごすことは、その人の生活全てに関わると私たちは考えます。
食器は料理と同様に、食事を豊かな時間へと導く大切な道具です。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること
手仕事の持つ細やかな仕事や少量生産、長期的な考え方は、ひとりの要望に応えたれる・物を長く使える・環境への負荷が少ない等の重要な技術です。
工芸品は伝統文化や観光資源ととられがちですが、震災後の今こそ再考すべき私たちの暮しをつくる「日本の産業」「日本のビジネス」です。
今後の高齢化産業においても、手仕事が果たせるような心のケアや嗜好性、社会全体における関わりはより重要になると考えています。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること
岩手県は、高齢者や障がい者の人口比率が日本のなかでも高い方です。
一方で、多種多様な素材・技の職人がいます。
福祉の食環境における地域の課題を、地域の技術で解決できる土壌がここにあります。
現在、食環境の見直しや食器開発に一緒に取り組む福祉関係者、製造する職人を少しずつ増やす取り組みを行っています。
地域はまだ限定されていますが、これらの取り組みや商品は、日本や世界に広く通じるものと考えています。
ユーザー・社会に伝えたいこと応募に際しカテゴリを迷いました。
テーブルウェア・介護用品・地域づくり…。
「てまる」は、一般食器と介護食器の垣根をとること、そのような風土をつくることがコンセプトそのものです。
社会一般の「食事を楽しむ」行為は、介護現場でも大切なことです。
ただ、介護現場での人と物との真摯な見方は、暮らし方を見直すべき今、社会全体にこそ重要な要素だと感じています。
介護食器や「てまる」がこれからできることと考えます。
どこで購入できるか、どこで見られるか道具屋(岩手県盛岡市青山1丁目19-54
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オフィシャルサイト http://www.pref.iwate.jp/~kiri/

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