マンションコミュニティのためのデザイン手法100

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分譲集合住宅の産学共同研究(分譲マンションにおけるコミュニティ形成とコモンスペースのデザイン)

コミュニティ・地域社会のデザイン

学校法人日本女子大学(東京都) 野村不動産株式会社(東京都)

2011年度 グッドデザイン賞 受賞

良好なマンションコミュニティのためのコモンスペースのデザインガイドブック。

マンションの居住者にとって良好なコミュニティに対するニーズは高いが、コミュニティ感は多様である。

提案されている「つなぐデザイン」と「離すデザイン」により、居住者がコミュニティとの適度な距離を選択できるデザインが可能となる。

作り手の狙いを購入検討者が理解し、そのマンションでの生活を連想できる工夫も評価できる。

異なる価値観の共存を可能とし、多様な要求を包摂するデザインは、これからのデザインの大切な方向性である。

マンションコミュニティのためのデザイン手法100の概要良好なマンションコミュニティのためのコモンスペースのデザインガイドブックとそれに基づく実例。
ガイドブックは「Ⅰコミュニティの育ち方」(マンションのコミュニティ形成とコモンスペースの関係を模式化)、「Ⅱコモンスペースのデザイン手法100」(居住者間のコミュニケーションを誘発する建築的手法に、印象的なネーミングとイラストつけて提案)、「Ⅲコモンスペースのデザインフロー」(全体計画の中でのコモンスペースデザインの位置づけ)の3部構成。
これらは、多様な分野の計画者間に思考のプラットフォームを提供し、同時に使用者(居住者)の空間の理解を助け、マンション内のコミュニティ形成をサポートする目的でつくられた。
プロデューサー野村不動産株式会社 住宅カンパニー 商品開発部 部長 川合通裕
ディレクター学校法人 日本女子大学 大学院家政学研究科住居学専攻 篠原研究室 教授 篠原聡子/野村不動産株式会社 住宅カンパニー 商品開発部 課長代理 石原菜穂子 事業開発三部 推進課 課長代理 東 伸明
デザイナー学校法人 日本女子大学 大学院家政学研究科住居学専攻 篠原研究室 教授 篠原聡子/篠原研究室 修士2年阿部彩華、平林まみ 修士1年山田美貴、渡会実穂
マンションコミュニティのためのデザイン手法100の開発・企画についてサステナブル社会(持続可能な社会)の実現に向けて、応募対象が取り組んだこと
第一段階として、マンション内の良好なコミュニティが持続することを意識しデザインする。
ライフステージや居住者の住み替えによる構成員の変化等、コミュニティの変容性を視野いれた柔軟なコモンデザインを提案。
第二段階として、地域と連動した活動が可能なコモンを提案する。
コミュニティがマンション内にとどまる閉鎖的なものでなく地域社会を構成する単位として機能し、安定的な人間関係と安全で快適な場所を地域に提供する。
マンションコミュニティのためのデザイン手法100のデザインについて「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること
コモンスペースで想定されるアクティビティを人数と時間から、S M Lと分類し、それぞれのスケールにあったデザインを考える。
Sは挨拶や立ち話のように少人数で短時間に行われる行為に対応する手法、Mは5〜7人位の人数が行うサークル活動に対応する空間、Lは夏祭りのような大規模な活動に対応した空間の活用方法を提案している。
居住者はコミュニティ形成に関わる多様なアクティビティを展開できる場所を得られる。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること
居住者の異なる価値観やコミュニティへの様々な指向を共存させることを念頭に「つなぐデザイン」と「離すデザイン」を提案している。
偶発的な出会いからコミュニケーションを促す動線のふくらみのような「つなぐデザイン」。
ママズラウンジのように子育て世帯の居場所を作りながら、別の領域に静寂な大人空間を確保する「離すデザイン」。
居住者それぞれが日々の生活の中で他の居住者やコミュニティとの適度な距離を選択できる。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること
マンションの購入検討者に対して、設計時に採用されたデザイン手法を図面上に記載したプレゼンテーションを行うことで、その建築の内外の空間への理解を助けるとともに、そこで行われうるアクティビティをシークエンス的にイメージさせ、そのマンションでの豊かな生活を連想させることができる。
作り手の狙いを購入検討者、さらには契約者(将来的な居住者)と共有するための訴求ツールとなる。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること
マンションにおいて良好なコミュニティが形成され、その状態が継続されることは、維持管理が十全に行われることを意味しており、中古市場においての評価に少なからず影響する。
マンションの市場価値を保つことは、スクラップアンドビルドから、建築の優良ストックとしてマンションを位置づけることにもなる。
さらに防災防犯の観点からも、成熟したコミュニティは、安心安全な住環境には必要不可欠なものである。
ユーザー・社会に伝えたいことコミュニティは人が生活をしていく上で不可欠。
かつては生産活動と一体となり、地域という場所に根ざすものだったが、現在はSNSに代表されるようなネットを介したコミュニティ等そのあり方も多様。
しかし、人間が物理的な存在である限り、住まいを中心とする場所に帰属したコミュニティは依然として重要な意味を持つ。
生活の起点となり住環境に帰属するコミュニティの再構築がこのデザイン提案のもっとも基本的な理念である。
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オフィシャルサイト http://www.jwu.ac.jp/grp/

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