東急ハンズ トラックマーケット

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期間限定小売店舗

ビジネスモデルのデザイン

株式会社東急ハンズ(東京都)

2011年度 グッドデザイン賞 受賞

東急ハンズというブランド自体や、扱っている商材が既に魅力的な価値になっている中、別途パッケージ化してあらゆるところに移動できる仕組みを開発した着目点がよい。

全国区でのブランドイメージを有効に活用しながらも、トラックという移動可能な店舗を利用し、ローカルなマーケットを創りだそうという試みは新鮮であり可能性を感じる。

地域の活性化にも貢献でき、ビジネスとしても継続性、新規性がある点が評価できる。

東急ハンズ トラックマーケットの概要従来の大都市を中心とする東急ハンズの出店戦略とは異なり、地方中規模都市を出店候補地とする期間限定・短期FC形態の新たなビジネスモデルです。
施設中の遊休区画やイベント会場、長期空き店舗となっている場を活かし、賑わい拠点となる事によって集客効果のある祭事となり、街にニュースと活気を運びます。
また、東急ハンズを気軽に体験する事が難しい地方の方々に、自らトラックに旬の商材を詰め込み赴くことで東急ハンズブランドを拡張する役割も担っています。
マニュアル化しないその地だからこその店づくりに挑戦し続けています。
「街」が「場」が「人」が元気になるプロジェクト、それが東急ハンズトラックマーケットです。
プロデューサー東急ハンズ 北山創造研究所
ディレクター東急ハンズ 高橋 通彰 北山創造研究所 三輪 和賀子 ドゥービーカンパニー 飯島 広昭
デザイナードゥービーカンパニー 右田 佳之 ドゥービーカンパニー 淺川 和敏
東急ハンズ トラックマーケットの開発・企画についてサステナブル社会(持続可能な社会)の実現に向けて、応募対象が取り組んだこと
街・場を移動していくトラックマーケットは、一環したコンセプトに基づいた活動を実現させるために、誰もが世界観を共有できるシンプルでダイレクトなフレームを構築している。
採れたて旬な市場を表現する商品、それを運ぶトラックをアイコンに物流リース機器で構成される什器。
全国展開していくなかで開催期間は限られていくが、可変的なものと不変的なものを棲み分け長期的な事業視点での取り組みを実践している。
東急ハンズ トラックマーケットのデザインについて「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること
人間が求める好奇心(何か新しいものを求める気持ち)は生きがいであり、地域に街に新しい何かが誕生することは刺激となり、人間を活性化する。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること
日常生活(掃除、洗濯、料理)の達人になること、日常を前向きにとらえて、創意工夫していくと退屈な日常はむしろたのしくなってくる、その実感を感じていただく品揃えをコンセプトにしています。
日常そのものの見直し、そこから少し快適な日常が始まる。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること
地方の商業施設は魅力あるテナントの誘致に苦労しており、また空き区画の活用に悩んでいる。
トラックマーケットはそうした地域に積極的に出店し遊休区画の活用を図り、街や施設の活性化につなげている。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること
駅前地域の活性化等、具体的な効果がトラックマーケットの出店で出てきている。
街の中心に人が再び集まってくることの楽しさ、豊かさ、を再認識するきっかけになっているかも知れない。
小さな期間限定の小売店舗がもたらす効果、一件のお店で街は変わるその可能性を拡げたい。
ユーザー・社会に伝えたいこと東急ハンズは日常生活に一番ちかいところの商品を結集させた店舗として支持を得てきました。
そのエッセンスを今まで出会えなかった地域の方々にお伝えできることは東急ハンズとっても嬉しいことです。
日常生活は実に奥が深いものです。
日常を継続していくに必要な、小さな困難を解決する商品に工夫を加えたり、新たに発想したりして作り続ける、「日本のモノづくり文化」みなで楽しみましょう。
どこで購入できるか、どこで見られるか仙台市 泉中央駅前 セルバに出店しています。
(他全国8か所運営中)
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オフィシャルサイト http://www.hands-truck.com

東急ハンズ トラックマーケットのはてブでの話題

  • 14/03/28 21:06 口に優しい買い物ができそう。行きたい! [kakkoiiotoko]

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