PRE ORGANIC COTTON PROGRAM

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プレオーガニックコットンプログラム

ビジネスモデルのデザイン

株式会社クルック(東京都) 伊藤忠商事株式会社(東京都)

2011年度 グッドデザイン・サステナブルデザイン賞 受賞

このプログラムは、農家、紡績会社、アパレルブランド、小売店、そして消費者が一体となり継続性をもち社会的課題を解決していこうとするプラットホームのデザインである。

また地球環境を意識した新しい社会参加型のライフスタイルのデザインでもあり、ビジネスを通してサステナブル社会を目指すプロジェクトである。

農家への支援を生産の側面からだけでなく、流通や販売および消費に至るまでをサークル化させビジネス的にも循環する仕組みを構築し実現している。

この循環によって開発途上国の発展だけでなく、途上国の実状を知ることなどで、日本人の意識も変容し生活の豊かさにもつながる。

オーガニックというと日本ではまだ無農薬という意味合いが強いが、ナチュラルで持続性や倫理性もある豊かな新しい生活価値として発芽しつつある。

そうした中、このプログラムはフェアトレードやエコロジーデザインの概念を越え、サステナブルな社会の実現に大きく貢献するものとして高く評価できる。

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オフィシャルサイト http://www.preorganic.com

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伝統工法の継承の写真

木組耐力壁が繋ぐ大工の技能

住宅業界において構造体プレカット加工は著しい進化を遂げ、一度もノミを使うことなく住宅を完成させることができる時代となった。大工の伝統技術/専門性は失われつつあり、将来の担い手の減少へと繋がっている。そこで技術継承とプライド復興のため本対象のプログラムが生まれた。木組耐力壁である理由は、現代のプレカット加工機では再現できない人の触覚や木の特性を見分ける力を要する技術であること。また住み手の暮らしを豊かにするものであること、というふたつの条件を満たすモノとして開発された。木組耐力壁は合決という技法で作られる最も初歩的な継手技術であるが、ノミさえ使ったことのない若い大工にとっては未経験の技術習得が必要となり、木組みの素晴らしさに触れるきっかけとなる。無論ただのトレーニング活動ではなく、量産性の高い住宅会社として現実的に普及可能な技術レベルをスタートラインとして設定している。先端技術は困難を容易へ変換し、一方で専門性を排除する。その結果として生じる職業意識やスキルの損失は看過できない問題である。市場から乖離することなく、職の誇りに着目/復興させるバランスの取れたプログラムとして高く評価した。

著作権利者:(C)JIDPO GOOD DESIGN AWARD [ G-Mark Library ]

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