アスロックグリーンウォール ビルトインタイプ
2011年度 グッドデザイン賞 受賞
壁面緑化は都市環境では今後避けられない課題のひとつである。
多くのメーカーが開発を進めるなかこの押出成形板と植栽基礎ブロックの組み合わせも一つの緑化方法として評価できる。
そして今後さらなる進化を期待するものである。
アスロックグリーンウォール ビルトインタイプの概要 | 都市や建築のジャンルにおいても、環境意識の高まりに呼応するように壁面緑化が採用されることが多くなった。 しかし建築側から積極的に緑を受け入れるように生み出された壁面緑化の商品デザインは皆無であった。 アスロックグリーンウォール ビルトインタイプは、建築外装メーカーと壁面緑化メーカーが協力し開発された初めての壁面緑化システムである。 耐火建築物の外装に使用される押出成形セメント板自体が植物を植え込んだ特殊な植栽基盤ブロックを直接保持し、設置時から緑に覆われた景観を創出できる新システム。 効率的な自動灌水によって効率的な維持管理ができるよう工夫されている。 環境負荷低減に貢献できるアイテムである。 |
プロデューサー | 森ビル株式会社 都市開発事業本部 第一設計部 塩原孝英 |
ディレクター | 株式会社ノザワ 開発部 三浦竜一 株式会社杉孝 都市緑化部 眞家道博 |
デザイナー | 株式会社ノザワ 開発部 山本耕平 株式会社杉孝 都市緑化部 眞家道博 |
アスロックグリーンウォール ビルトインタイプの開発・企画について | サステナブル社会(持続可能な社会)の実現に向けて、応募対象が取り組んだこと 都市とその中の建築は、「水や緑そして生命の繋がり自体がサスティナブルであり快適性の源であるという真理」から縁遠いものに成りつつある。 しかし、そこからでも我々には可能性があり、自然と調和してゆけるというメッセージを伝えられると信じている。 |
アスロックグリーンウォール ビルトインタイプのデザインについて | 「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること 都市環境に与える快適性(温熱環境負荷の低減)。 心の豊かさ、情操。 都市で自然を感じる。 都市で生活する子供たちへ、生命の繋がり(生物多様性)を学び伝えるきっかけとなりうる。 「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること 緑を介してのコミュニケーション。 植物を通じて季節を感じ、生き物を通じて語り合う、人びとの心象風景の一場面となる。 「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること 環境メッセージの発信。 科学技術と産業の発展を象徴するかのような建築物の壁に、自然との共生を受け入れたデザインが現れる。 それは、新しい産業の方向性を感じさせ、可能性を示すもの。 「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること 科学技術や都市生活のあり方そのものを見直そうとするとき、欠乏なくあり続ける自然物の恩恵に目を向けるのが素直である。 自然の法則は互恵であり共生である。 自然に学ぼう。 建築の壁も単に無機的にあるのでなく、様々ものを与えることができる。 快適さも、景観も、癒しも与えるのである。 |
ユーザー・社会に伝えたいこと | 緑豊かな都市環境を欲する立場からは、建築壁面の緑化は最後の砦とも言える場所ではないか。 今、都市・建築そのものが進んで緑を取り入れるように動いてゆくとしたならば、それは再び自然と調和する方向にベクトルが動きつつある兆(きざし)である。 |
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オフィシャルサイト | http://www.asloc.co.jp/product/product15.html |
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