PRO TREK PRW-5000
2010年度 グッドデザイン賞 受賞
本格アウトドアギアとして初のトリプルセンサーを搭載し1994年に発売されたPRO TREKブランド のアナログ/デジタルコンビネーションモデルとして開発されたこのモデルは、単に時間表示をアナログ化したのではなく、秒針自体に方位、気圧、高度をより直感的なアナログインジケーターとして認知できる機能が、特徴的である。
その秒針は、方位磁石を示唆するディテールを採用したり、時分針は液晶部を遮らない中抜き型とするなど視認性向上へのデザイン配慮がなされている点など徹底したユーザビリティーへの検証が、なされていると感じた。
また操作ボタンに微妙に接触面に方向性ある傾斜をもたせるなど操作性装着感も秀逸である。
PRO TREK PRW-5000の概要 | 本格アウトドアギアとしてのユーザビリティを追求している PRO TREK のアナログ/デジタルコンビネーションモデル。 方位、気圧/温度、高度を計測・表示すると共に、各機能における重要情報をアナログ秒針で指示。 多機能なデジタルと直感的なアナログインジゲーターにより、視認性、操作性、装着性を更に進化させたデザインを実現。 アウトドアギアとして更に完成度を高めた。 |
達成しようとした目標 | アナログ時計を好むアウトドアユーザー層への訴求はもとより、秒針である上に計器としてのインジゲーター針/グラフのデザイン表現による、目的や状況に応じた的確な判断をサポートできる、進化したアウトドアギアの具現化。 |
ディレクター | カシオ計算機株式会社 デザインセンター 時計デザイン部 第六デザイン室 室長 盛合竜介 |
デザイナー | カシオ計算機株式会社 デザインセンター 時計デザイン部 第六デザイン室 小島健二 |
PRO TREK PRW-5000のデザインについて | ユニークなアナログ針表現とデジタル表示を、PRO TREKブランド共通テーマである、デザインによるユーザビリティーの進化(視認性/操作性/装着性の向上)を元に具現化した。 それらの進化により、更なる信頼性を腕に、アウトドアマインド溢れるユーザーへ大自然を感じて欲しい。 |
PRO TREK PRW-5000はどのような使用者・利用者を想定したか | トップアルピニストや本格山岳ガイドから、週末の山行を趣味とするトレッキングユーザーまで、アナログ時計の視認性を重要視する30~50代の男性層を想定 |
PRO TREK PRW-5000はその使用者・利用者にどのような価値を実現したか | 山という過酷な環境下でも最適な視認性を提供できる視認性、裏面カバー/新型バンドによる腕への装着性、グローブ着用時にも障害無くボタン操作のできる操作性の提供により、大自然をより快適に、身近に感じるツールを提供できた。 |
その問題点に対し、どのように対応したか | ボタン/表示部/インジゲーター等、機能性部品は最大限に大きく、他の部品を最小限に構成しデザインした。 結果、容積率、重量共に削減する事ができ、ユーザーに対しても、軽量化が装着性の向上にもつながった |
どこで購入できるか、どこで見られるか | 腕時計販売店舗 |
PRO TREK PRW-5000をもっと見る・購入 |
楽天市場でPRO TREK PRW-5000を探す amazonでPRO TREK PRW-5000を探す Yahoo!ショッピングでPRO TREK PRW-5000を探す |
オフィシャルサイト | http://protrek.jp/ |
著作権利者:(C)JIDPO GOOD DESIGN AWARD [ G-Mark Library ]