有機ELテレビ XEL-1 パッケージ
2008年度 グッドデザイン賞 受賞
有機ELテレビの特別な存在観をうまくパッケージデザインで表現している。
印刷の質感や無駄のないグラフィックも、中身のクオリティーを伝えるのに充分である。
購入して中からテレビが出てくるまでの時間をデザインしているとも言える。
有機ELテレビ XEL-1 パッケージの概要 | 世界初の有機ELテレビ「XEL-1」のパッケージデザイン。 商品像に相応しいコンパクトで高級感のあるデザインをめざした。 「XEL-1」は、自社開発の有機ELパネルを搭載した世界初の有機ELテレビである。 11V型で最薄部約3mmという圧倒的な薄さに加え、これまでソニーのテレビ事業で培った高画質技術を結集。 コントラスト比、ピーク輝度、色再現性、動画性能の全てにおいて優れた性能を実現し、未体験の美しい映像表現を楽しむことが可能である。 さらに、モバイル商品の開発で培った高密度実装など、ソニーが保有する様々な技術を結集し、世界初の有機ELテレビに相応しい、先進的な造形と未体験の高画質を実現。 |
達成しようとした目標 | お客様の目に触れる店頭での見栄えに加え、世界初の商品に相応しく、直接手にしたときの満足感とクオリティーを実現。 さらに、リサイクル資源を使ってこれらを両立。 |
プロデューサー | ソニー株式会社 テレビ事業本部 |
デザイナー | ソニークリエイティブワークス株式会社 原 誠 |
有機ELテレビ XEL-1 パッケージのデザインについて | 単に綺麗で高級感があるだけのおもてなしパッケージではなく、「驚きを与えるパッケージ」でありたいと思った。 お客様はオーガニックパネルが薄いとわかって購入されるだろう。 それでも尚、自宅でパッケージを開いた瞬間にも感動をお届けしたいと願った。 「感動の出会い」を演出する為、ワンアクションで開梱でき、その瞬間に製品がお客様を出迎えてくれるケーキボックス型を採用。 「一号機」に相応しいプレミアム・パッケージ。 |
有機ELテレビ XEL-1 パッケージはどのような使用者・利用者を想定したか | 薄型テレビ、高鮮明画像に深く興味があり世界初の有機ELテレビを誰よりもいち早く購入したいと思っているユーザー。 |
有機ELテレビ XEL-1 パッケージはその使用者・利用者にどのような価値を実現したか | 高価なプロダクトにふさわしく、おもてなし、出会い、感動を与えた。 |
社会・文化および地球環境の視点から解決すべき問題点 | おもてなしのパッケージは過剰な梱包になりがちで枯渇資源を使用し高級感を演出している。 緩衝材はスポンジ材等を使用し、マット印刷はPPフィルムを貼合しリサイクル資源として使用出来ない。 しかし、パッケージは捨てるという事を想定し、焼却処分ではなくリサイクル資源として材料を選定しなければならない時代となった。 |
その問題点に対し、どのように対応したか | 緩衝材、外装、全て段ボールで構成しリサイクル資源となっている。 台座のプロダクトを傷つけない為の布は、糊貼りではなく挟み込む構造になっており取り外せる。 この布は、クリーニングクロスとなり指紋汚れやTV画面を拭く事ができ、捨てる事がない。 |
有機ELテレビ XEL-1 パッケージをもっと見る・購入 |
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オフィシャルサイト | http://www.sony.jp/products/Consumer/oel/ |
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