SP-570UZ
2008年度 グッドデザイン賞 受賞
さすがカメラ作りに歴史のあるメーカー製らしく、レンズ固定一眼レフの中ではグリップの形状やサイズなど操作性への配慮が行き届いており、本格的な撮影にも使える可能性を秘めている。
表面処理も質感が高い。
光学20倍ズームレンズ、手振れ補正機構、秒15コマの高速連写機能などスペック的にも必要十分以上のものがあり、レンズ交換一眼レフよりも「実」を取って選ぶ価値のある一台。
おしむらくは一方でオリンパスが展開するフォーサーズ規格のレンズ交換一眼レフが本モデルと最大のライバル関係となるであり、自社内で競合する製品を作っていることになる。
SP-570UZの概要 | 光学20倍ズームレンズ、手振れ補正機構、秒15コマの高速連写機能などをコンパクトな一眼レフスタイルの中に内蔵した、オールインワンデジタルカメラ。 |
達成しようとした目標 | コンパクトカメラからステップアップして本格的な写真を撮りたいが、大きく重い一眼レフは持ちたくない、と考えるユーザーに対して、「ちょうどいい」と感じられる製品を提供すること。 また高級コンパクトカメラという市場が潜在的に存在することを証明し新しいユーザーを開拓することを目指した。 |
プロデューサー | オリンパスイメージング株式会社 |
ディレクター | オリンパスイメージング株式会社 デザインセンター センター長 今野博文 |
デザイナー | オリンパスイメージング株式会社 デザインセンター 船越靖生、和爾由紀 |
SP-570UZのデザインについて | カメラバッグいっぱいの、10Kgに達すると思われる一眼レフとシステムレンズが、凝縮されて手のひらの上に載るようにならないだろうか、という夢想がそのまま製品化された楽しさをより多くの人々に体験してほしい。 という思いでデザインした。 ただ便利なだけでなく、触ったりいじったりする楽しみも加えることでより魅力的なカメラに仕上げようと苦慮した。 |
SP-570UZはどのような使用者・利用者を想定したか | コンパクトカメラからステップアップしてより本格的な写真を撮ろうと考えている、家族や趣味を大切に考えるファミリーパパからミドル世代。 |
SP-570UZはその使用者・利用者にどのような価値を実現したか | ワイドから500mmを超える超望遠撮影までを気軽に楽しむことで写真の愉しみをより深く体験することができた。 この経験が更なるステップアッップを促し一眼レフを生涯の趣味とするユーザーも見受けられた。 |
社会・文化および地球環境の視点から解決すべき問題点 | 一般に買い替えサイクルの早いデジタル機器の中にあって、かつてのフイルムカメラのように永く使っていただけるようなカメラを実現すること。 |
その問題点に対し、どのように対応したか | デジタルカメラに求められる機能をすべて盛り込んだ上で、カメラとしての高級感や操作する喜びの演出を施し、ユーザーの満足度が永きにわたって持続するよう考慮した。 |
SP-570UZをもっと見る・購入 |
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オフィシャルサイト | http://olympus-imaging.jp/product/compact/sp570uz/index.html |
著作権利者:(C)JIDPO GOOD DESIGN AWARD [ G-Mark Library ]