MJ-GP1800
グッドデザイン賞
1800CCという超大型スーパーチャージャー付エンジンと超軽量素材の船体への採用で、伝統的な「GP」シリーズを復活させた。
「GP」シリーズの特徴であった「速さ」「加速」というスポーツ走行の本能的な歓びを体現する、マッシブで力強いスタイリングとレーシーなカラーリングが魅力的である。
海外にも多くのファンを持つ「GP」シリーズの復活にふさわしく、圧倒的なパワーと徹底的なスポーツ性能の追求を実現した製品である。
MJ-GP1800の概要 | 究極のスポーツ走行やレースを楽しむために絶対的な“速さ”に特化したPWC(パーソナルウォータークラフトまたは水上オートバイ)。 超軽量素材NanoXcel 2(ナノエクセル2)を採用してスポーツ走行に最適化した形状を持つハル(船体)に、スーパーチャージャーを装備した当社最強のエンジン(1,812cc)を搭載。 直感的な操作による減速・中立・後進や、減速時であってもステアリング操作による旋回を可能にした革新的な「RiDE」をはじめ、走行条件に応じた最適な艇体姿勢などの調整を実現する電動トリム、エルゴノミクスを追求したシート周りなど、スポーツ走行を最優先した総合的なデザインと徹底した造り込みが特徴。 |
MJ-GP1800の製品仕様 | 全長:3.35m、全幅:1.22m、全高:1.19m、乾燥重量:349kg、排気量:1,812cc、定員3名。 |
プロデューサー | ヤマハ発動機株式会社 |
ディレクター | ヤマハ発動機株式会社 |
デザイナー | 株式会社ジイケイ京都 山本尚志 |
MJ-GP1800のデザインについて | 歴史に名を遺した高性能モデルを最新技術によって現代に復活させたスーパースポーツPWC。 |
ユーザー・社会に伝えたいこと | 2000年代のスポーツPWC市場では、加速や最高速といった、よりパワフルであることがトレンドでした。 その後、世界的な経済危機を契機に市場の成熟化が進み、経験豊富なユーザー層の割合が増加したことで、パワーや直線スピードの優劣よりも、スポーツ走行でのコーナリング等での楽しさや俊敏性といった「スポーツ性能の高さ」を重視するユーザーが増加しています。 また、同じく2000年代に進んだ環境規制の強化によってPWCの世界でも4ストロークエンジンが主流になりましたが、軽量な2ストロークエンジンを搭載し、本モデルと同じくスポーツ性能に特化したコンセプトで人気を集めていた当社のGPシリーズは、歴史的なモデルとして再評価され、市場では同種のモデル復活への期待が高まっていました。 そして、4ストロークエンジンの進化と新素材(前述)採用によるハルの劇的な軽量化によって本モデルが実現したのです。 |
ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項 | 当社の既存のPWCモデルと基本的に同じ形状であるため、本モデルが性能的にはまったく異なる進化を遂げたスーパ―スポーツモデルであることを、外観のスタイリングでもいかに印象付けられるかに注力しています。 具体的にはCMF(カラー・素材・仕上げ)デザインと、当社が独自に設定しているG(デカール等のグラフィック)による表現で工夫を凝らしています。 また、PWCの世界では「ヤマハ」+「GP」という名称は特別な響きを持つ歴史的なブランドであり、「別格のパフォーマンス」を連想される人が多いことを常に思い起こし、その再来を待ち望んでいるファンの皆さんの期待をデザインにおいても裏切らないことを心がけました。 |
MJ-GP1800をもっと見る・購入 |
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オフィシャルサイト | https://www.yamaha-motor.co.jp/marine/lineup/marinejet/gp1800/ |
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