逃げた先にある安心(もしもの備え

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災害備蓄品

社会基盤・プラットフォームのデザイン

非営利型一般社団法人かたつむり 、北上アビリティーセンター

グッドデザイン賞

「あたたかい食べもの」、これがあるだけで被災者はほんの短い間かもしれないが、安心を感じることができるであろう。

東日本大震災の実際の被害者が生んだ本製品はそのような実体験から生まれたリアリティーを感じることができる。

食べものなのに青色を大きく使っていることと、段ボールのパッケージが少々大げさなことは再考の余地があるかもしれない。

逃げた先にある安心(もしもの備え、5年保存可能な災害備蓄Kit)の概要地域のショップやネット通販などで目にする災害備蓄品は、様々なアイテムがパッケージされ、大きくて重く、避難時の負担になるような商品を多くみかけます。
また高額で手軽に購入・買替えもできません。
避難所では自分だけが食べる・飲むなどができる状況や心境にもなりませんでした。
そこで、小さくて軽く、手軽に購入でき、分かち合える「災害備蓄品」を製作しました。
この商品が広く流通されることで、売り手・買い手の「地域で守るという防災意識」も高まるに違いありません。
逃げた先にある安心(もしもの備え、5年保存可能な災害備蓄Kit)の製品仕様W20×H22×D8cmのボックスに、米2パック(アルファ化米)、水2本(500ml)、塩(3g)、熱源2個(モーリアンヒートパック)、プラスチックスプーン1本を同梱した災害備蓄品。
(W15×H22×D8cmサイズは、米1、水1、塩、熱源1、プラスチックスプーン1のSサイズ備蓄品)。
内容物はそのままで保管スペースをよりコンパクトにするパッケージも製作中。
プロデューサー非営利型一般社団法人かたつむり 大西智史
ディレクター非営利型一般社団法人かたつむり 吉田富美子
デザイナー北上アビリティーセンター 赤坂良幸
逃げた先にある安心(もしもの備え、5年保存可能な災害備蓄Kit)のデザインについて持って逃げるではなく、逃げた先にある安心。
もしもの備え、災害備蓄Kit。
ユーザー・社会に伝えたいこと米を受け取るための列に並び、水を受け取るために また 列に並ぶ。
冷たいご飯。
まわりに気をつかって食べるご飯。
支援する側の大きな労力と支援される側の大きな疲労…。
東日本大震災後の避難所での実体験です。
災害時の不安を解消するために最も大切なのは「飲めること食べること」です。
「米と水」さえあれば災害が起きた「その日」をしのぐことができるのです。
米と水をワンパッケージにすることで支援する方の労力軽減、さらに、あたたかいご飯を食べるための熱源をセットにしたことで、支援される方の不安と疲労を軽減することができます。
避難経験から、①生きるために必要最低限な米と水。
②あたたかいご飯。
③同じ場所で 同じモノを 気兼ねなく食べられる安心。
④小さくて軽い。
⑤地域が支える。
これらのキーワードをもとに「災害備蓄品」のデザインをスタートさせました。
ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項被災地発・障がい福祉施設発のこの災害備蓄品は、「地域福祉・地域経済に貢献する」という想いも込めています。
岩手 陸前高田のお米「たかたのゆめ」、青森 鯵ヶ沢の「世界自然遺産 白神山地の水」、岩手 野田村の「のだ塩」をパッケージングし、「Tohoku Kit Vol.1」と銘打ちました。
今後、各地域のお米を使用したり、地場産品をふりかけにして同封するなど、パッケージバリエーションを増やしていきます。
この災害備蓄品を広く流通させることにより「逃げた先にある安心」は全国に広がっていきます。
そして「新たなる地域コミュニティと産業創出」にも繋がっていくはずです。
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