「らしく」ランタスXRサポートプログラム

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患者サポートプログラム

ビジネスモデルのデザイン

サノフィ株式会社 、ハバス・ワールドワイド・ジャパン株式会社

グッドデザイン賞

インスリンを初めて使うことになった糖尿病の患者に対して、慣れないことによる不安を払拭し、今後治療を続けていくために、ていねいにサポートしていくシステムである。

わかりやすいグラフィックを活用したデザインが、必要な知識や注意事項を伝えることに貢献している。

また紙媒体の冊子や情報誌、あるいはアプリなど、異なるメディアを通じて展開することによって、患者それぞれにあう向き合い方を可能にしたことも評価できる。

「らしく」ランタスXRサポートプログラムの概要インスリン製剤を初めて処方された患者さんが、安心して治療を開始し、続けていくための3か月間のサポートプログラム。
インスリン製剤の使い方や注意点などをシンプルにわかりやすく解説した「はじめる」のサポートと、患者さんの嗜好や生活習慣にあわせて、電話、情報誌・メルマガ、アプリから選べる「つづける」のサポートを開発した。
プログラムの開発にあたって、患者さん・医療従事者・メーカーの3者で話し合いを重ね、患者さんにとって、いつ・どこで、どんなサポートが必要なのかを導き出し、患者さんを中心に置いたサポートを考案。
インスリン治療への理解と共感を得る、今までにないプログラムをデザインした。
「らしく」ランタスXRサポートプログラムの製品仕様無形
プロデューサーサノフィ株式会社 糖尿病・循環器ビジネスユニット JPAC/日本 マーケティング本部長 藤澤俊郎/糖尿病マーケティング部 部長 ジェレミー・グロサス/ペイシェントソリューションズ マネジャー 岩田有
ディレクターハバス・ワールドワイド・ジャパン株式会社 デイビッド・モーガン、石綿敦、日下部芳久、植村勇策、松尾佳代子、滝沢瑠那、長尾和美、林聡
「らしく」ランタスXRサポートプログラムの開発・企画についてインスリンの導入に踏み切れない患者さんの気持ちを動かすこと。
一生治療が続く病気を患者さん自身が受け入れられない、続けられないという、今まで解決できなかった問題を解決するために、患者さんの視点から「絶望を希望に変える」プログラムをつくりたいと考えた。
インスリン導入後も、前向きに自分らしい生活を続けられるように、患者さん個々で選べる患者さんに寄り添ったサポートを具現化した。
「らしく」ランタスXRサポートプログラムのデザインについて“Customized Patient Solutions” 自分らしく治療と向き合う個別のサポート
ユーザー・社会に伝えたいこと自己注射であるインスリン治療の導入は、患者さんにとって注射への不安や抵抗が強く、スムーズに進まない。
また、導入できても中断する患者さんも少なくないと聞く。
その理由や原因は、患者さんの生活習慣や治療への理解・意欲、家族のサポート状況など患者さん個々で様々である。
そのため、インスリン治療を欠かせない患者さんにとって、それぞれが自分らしく治療に向き合い、続けていけるサポートの開発が必要不可欠であった。
「らしく」ランタスXRサポートプログラムはその使用者・利用者にどのような価値を実現したかプログラムの開発にあたり、まずは、患者さんにヒアリングを行い、インスリンの使い方や管理などの実態を把握することから始めた。
その際、生活スタイルや、家族構成などによって問題点が異なることがわかり、患者さんのペルソナを3種設定した。
また、ペルソナごとにPatient Journeyを導き出し、いつ・どこで、どのようなサポートが必要なのかを整理した。
ペルソナ別のPatient Journeyから、医療従事者、メーカーでコ・クリエーションを実施。
具体的な情報やサポート内容について患者さん目線に発想を転換しながらワークショップ形式で検討した。
さらに、試作品を作成しては、患者さんと医療従事者への調査と改善を繰り返し、患者さんと医療従事者がこれなら安心して使えると確信できるプログラムを約1年かけて開発した。
ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項糖尿病は痛みなどの自覚症状がなく、気付いた時には重篤な症状になっている場合があるサイレントキラーと呼ばれる病気。
医師からインスリン治療を勧められても、治療に不安や抵抗を感じる人や治療を中断してしまう患者さんが多く存在する。
1人でも多くの人に、インスリン治療の大切さを知ってもらい、安心して自分らしく治療と向き合ってもらいたい、という願いからプログラム名を「らしく」と名付けた。
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オフィシャルサイト https://www.rashikusupport.jp/patient

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