てらこや
グッドデザイン賞
10年に渡る実績があること、日本中に広がっている活動であること、意義の高い取り組みであることを評価した。
大学生が、地域の子どもと触れ合う、よいきっかけにもなっている。
全国展開できるしくみづくりのお手本と言えるだろう。
てらこやの概要 | 「てらこや」は、不登校やひきこもりといった子どもたちが困難な状況に陥らない未然予防を日本全国の子どもたちへと提供することを目的として、2003年に鎌倉から始まった活動です。 三つの世代(子ども・若者(大学生)・大人)と、三つの教育現場(学校・家庭・地域)を有機的に繋ぐ事により、地域で子どもたちを一人前の大人に育てる「複眼の教育」を実現していく、「地域総がかり」の教育プロジェクトです。 主な活動内容は、お寺を活用しての合宿事業、地域の自然や文化を活かした体験プログラムや、行政や地域と連携しての事業など多岐にわたっています。 この活動主体は子どもたちの身近な目標である大学生スタッフである事が特色です。 |
てらこやの製品仕様 | 無形 |
プロデューサー | NPO法人全国てらこやネットワーク 理事長 大西克幸 |
ディレクター | NPO法人全国てらこやネットワーク 理事長 大西克幸 |
デザイナー | NPO法人全国てらこやネットワーク 理事長 大西克幸 |
てらこやの開発・企画について | 「子どもたちが困難な状況に陥らない未然予防」を、全国の子どもたちに広げていくためには、継続的かつ日常的な、地域での取り組みが必要です。 「てらこや」を構成するのは、大学生・寺社仏閣・そして市民です。 活動の主な拠点となる寺や神社は日本全国に15万以上存在しています。 どの地域でも実施可能な仕組みを持っています。 各地域の文化や歴史を活かしながら子どもたちを育てていく仕組みを構築しています。 |
てらこやのデザインについて | お寺と地元経済人、大学生のコラボレーションによる「複眼の教育」 |
ユーザー・社会に伝えたいこと | 不登校に陥っている子どもの人数は、実に12万人を数えます。 また、ひきこもりの人数は70万人に迫り、一説によれば150万人以上がひきこもりと言われる状況に陥っています。 いじめ等によって命を落とす事件も繰り返されています。 不登校の「未然予防」などの環境を改善していくために、かつての地域に存在した子どもたちがおもいっきり遊び集団行動の中で自治を覚える子どもたちの居場所作りが必要であると考えます。 |
てらこやはその使用者・利用者にどのような価値を実現したか | 運営の主体は大学生のです。 大学生は、「この取り組みが子どもたちのためになっているのか?」を徹底的に考えて企画運営を行います。 子どもたちは、大学生の存在に心を開きます。 その中で「感動体験」を経験します。 また特定の宗教に偏ることなく宗派や宗教を越えた宗教団体とコラボレーションをしています。 この様な取り組みにより、日本人が本来もつ宗教観や精神性の深さについて、改めて気づくことができるよう工夫しています。 |
ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項 | 子どもたちは本気で向かいあう中でいつしか大学生が身近な目標となります。 現在活動に参加している大学生スタッフや子どもが将来一人前の大人になったとき、自ら社会的な課題に気付き社会を発展させていくその様な人作りをしていきたいと思っています。 |
どこで購入できるか、どこで見られるか | 全国各地てらこや、NPO法人全国てらこやネットワーク、NPO法人鎌倉てらこや |
てらこやをもっと見る・購入 |
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オフィシャルサイト | http://terakoya-network.com/ |
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