在来木造ジャストイン配送システム

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ジャストイン配送システム

ビジネスモデルのデザイン

株式会社アキュラホーム 、株式会社ハウスロジコム

グッドデザイン賞

本受賞対象の、建築現場に届ける資材を効率的に配送する仕組みは、非常にシンプルなコンセプトであるが、現場における課題を現実的に解決するもので、メリットが非常に分かりやすい。

ICタグを利用して梱包材を管理するなど、徹底したムダの削減に取り組み、大工の作業時間短縮やコストダウンを実現するなど、実績が具体的である点も評価した。

こうした取り組みが業界全体に普及することで、費用削減だけでなく環境への配慮および建築現場での効率的な業務遂行が期待される。

在来木造ジャストイン配送システムの概要ジャストイン配送とは、在来木造住宅の建築現場に資材を届ける前に、配送センター内にて「大量の梱包を開封」「カット・組立」を行い、建築現場が“必要とする時”“必要な場所へ”“必要な分量ごと”に運ぶ物流システムである。
本システムにより、資材の紛失や破損を軽減するほか、資材の歩留まりがよくなり、材料費と廃棄物の削減を実現。
また工程に応じて資材が届くことで、現場の作業効率が飛躍的にアップ。
工期の短縮とコストダウンを達成し、結果、消費者にコスト減の住宅を提供する事ができる。
一見、配送回数が増えるデメリットも、専属のドライバーが「余材の回収」「建具や備品の取付」を行うことで、付加価値として展開する。
在来木造ジャストイン配送システムの製品仕様在来木造住宅のジャストイン配送システム
プロデューサー株式会社アキュラホーム 代表取締役社長 宮沢俊哉+株式会社ハウスロジコム 代表取締役社長 井草健二
ディレクター株式会社ハウスロジコム 取締役 滝川健司
デザイナー株式会社ハウスロジコム 付加価値開発課 課長 椛島哲也
在来木造ジャストイン配送システムの開発・企画についてジャストイン配送により、現場での大工の作業効率が向上し、建築工期の短縮を実現。
また現場で使うべき長さを事前に把握し、配送センター内で適切な長さに資材のカットを行う。
余った資材は回収して洗浄・再利用することで廃棄物を低減し、現場作業の効率化によって得られたコスト削減効果を消費者に還元できるので、着工数が増加し、建築業界や関連業種の活性化を図ることができる。
在来木造ジャストイン配送システムのデザインについてジャストイン納品で在来木造の大工仕事を効率化し、消費者のニーズとコストダウンに応える配送システム
ユーザー・社会に伝えたいこと作業の多い建築現場では、資材の荷解きや片付けなどの簡単な仕事に時間を多く要し、結果、大工の手間賃が増えることで建築費全体に影響するという問題がある。
そうした現場作業を踏まえ、配送側のサポートを徹底することが大工業務の効率化になると考えた。
しかし、注文住宅は建材の色・形・数がその都度異なり、配送するタイミングは早過ぎても遅過ぎても作業の妨げとなる点から、きめ細やかなシステム構築が必要とされた。
在来木造ジャストイン配送システムはその使用者・利用者にどのような価値を実現したか建築工程に合わせ、標準設定を9配送にて納品するため、整理のための資材移動がなくなり、トラブルの余地をなくした。
また統合管理システムにより、登録段階で全ての資材に配送便を紐付けて在庫数を管理。
オーダーに応えて配送便を効率的に組替えることも可能になる。
納品する資材はカラーテープを貼付。
現場で使う順番が「赤→黄→青」であれば反対に「青→黄→赤」の 順に荷降ろしすることで資材移動を更に省略できる。
建具や備品取付は教育した専属のドライバーが行うことで現場作業を軽減。
余材は専属ドライバー自らが現場で回収することで回収率を上げ、再利用を徹底した。
回収する資材は長さ、置き方をルール化し、大工とドライバー双方の作業時間を短縮。
梱包レス作業により配送センターにストックされた段ボールは、専門業者が買取り収益化。
更に配送センター内でのカットや組立は、シルバー人材等に一定の教育をすることで行い、雇用機会を創出した。
ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項国民の意識調査で、住まいに在来木造住宅を選びたい人は51.9%。
一戸建てに占める在来木造の割合は74.4%とニーズは高い。
一方で建築業従事者は高齢化が進み人材も減少。
そうした中で建築業は効率化によって生産性を上げることが求められている。
ジャストイン配送で在来木造の多様なニーズに対応しつつ、作業効率の向上・材料の歩留まり・廃棄物の削減でコストダウンを実現し、高品質で低価格な住宅を提供していきたい。
どこで購入できるか、どこで見られるか株式会社ハウスロジコム 東日本センター
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オフィシャルサイト http://www.house-logicom.co.jp

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