「隣居」

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ビジネスモデル

ビジネスモデルのデザイン

敷島住宅株式会社

グッドデザイン賞

老人介護施設不足による在宅介護・見守りの必要性は高まっていく。

しかし親子夫婦の同居には一定の煩わしさがあるのも事実であった。

この顧客動向から、敷島住宅は『隣居』という住まいの有り方を開発した。

大型宅地に2棟建設を行い、適切な距離感をもってお互いを見守るという主旨である。

もちろん都市部で2棟建設可能な宅地を獲得することは困難だが、企業や工場跡地を再開発し分譲地開発する同社にとって提供することは容易である。

隣居実現により、資金力の高い親世帯と返済力の高い子世帯という与信力を活かしたローン制度、将来訪れる相続時の相続税減免対策等、様々なメリットを提示し、新たな付加価値を創出している。

また2棟同時施工による効率化も施主に還元することで、特別単価を設定し建設費用の低減を計っている。

ユーザーの需要を満たす現実的な提案であり、深化していく高齢化社会に寄与するビジネスモデルとして、高く評価する。

「隣居」の概要親と子世帯が隣地に住む隣居が増加している。
郊外に住む親世帯の生活不安や利便性追求による都心回帰と、都市地価下落による子世帯の住宅取得を背景に、家族の繋がりが見直された結果である。
同居の煩わしさも無く適切な距離感が保てる。
将来訪れる老人介護施設不足による在宅介護や見守りに対しても有効である。
当社は分譲地開発し注文住宅を建てる事業が主体で隣居の要求には容易に応えられる。
そこで隣居専用サービスを開設した。
希望する人の会員組織を作り、会員優先枠により隣地を求め易くした。
さらに資金力のある親と返済力の有る子の合算融資や、同時施工による特別単価も設定した。
将来起こる相続について有効な対策も提案している。
「隣居」の製品仕様土地付き注文住宅
プロデューサー新商品プロジェクトチーム
ディレクター新商品プロジェクトチーム
デザイナー新商品プロジェクトチーム
「隣居」の開発・企画について少数ではあるがこれからの社会を敏感に捉え、動き始めた顧客に対しその要望を叶えると共に、その暮らし方を社会の人々に広く知らしめ、住まい方の選択肢の幅を広げる事に貢献している。
さらに今後大きな社会問題と予想される介護施設不足からくる在宅介護の増加に対しても、隣居は家族が容易に取れる可決策の一つである。
現在まだ一部しか気付いていない税制や融資面でのメリットも今後充実させ、家族の新しい暮らし方を確立する。
「隣居」のデザインについて家族が互いの生活を守りながら見守れる、同居でも別居でもない隣居という新しい暮らしを提供する仕組み。
ユーザー・社会に伝えたいこと親子兄弟が隣地に住む事を希望しても都市部で2棟建設可能な大型宅地は総額により出物は少ない。
結果そのニーズは当社の様な分譲地開発会社に向けられるが人気のある分譲地は抽選となり実現は難しい。
当社にとっては2棟口販売は効率的である上、資金構成が相反する親子は与信力も高く歓迎する内容である。
そこで当社は隣居の為の専用サービスを企画開発し、これからの社会を敏感に捉え、動き始めた先進の顧客のニーズに応えた。
「隣居」はその使用者・利用者にどのような価値を実現したか通常市街地において2棟が建てられる広さの土地は総額がネックとなり市場に出にくい。
企業や工場跡地を再開発し分譲地開発する当社にとって2所帯分の土地を提供することは容易である。
しかし販売の公平性から2区画の土地を購入希望する顧客を優遇することは難しい。
その解決の為に当社は友の会的な組織を作る事で優先枠を作り、一般分譲にさきがけ販売する事を可能にした。
この事により近所ではなく隣地という隣居を求める人々に何物にも代えがたい土地を提供出来るようになった。
さらに資金力の高い親世帯と返済力の高い子世帯と云う与信力の高さを活かしたローン制度や、近い将来訪れる相続時に相続税が減免される相続税対策等、隣家が生み出す様々なメリットを生かした仕組みを用意し家族が隣地で暮らす事の新たな価値も生み出している。
2棟同時施工による効率化も施主に還元出来る様、特別単価を設定し建設費用の低減をも計っている。
ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項家族の繋がりは大切にしたい、しかし元来他人である夫婦と親の関係は簡単に解決しない。
その中で家族は苦悩する。
超高齢化社会を迎えすべての人が公的サービスが受けられる時代ではなくなる。
そのような状況の中で親子が隣の敷地の別の家に住むという、一部の先進的な顧客が教えてくれた距離感は意外と適切なものであるかもしれない。
親子と云う縦長の年代層が地域にいる事で、その地域の繋がりも年代層を越えて広がって行く。
どこで購入できるか、どこで見られるか敷島住宅株式会社
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オフィシャルサイト http://www.shikishima-j.co.jp/

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