日本酒味わい事典

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書籍

デザインによる研究・開発

慶應義塾大学

グッドデザイン賞

世の中には、言葉で表現できるものとできないものがある。

およそ食文化は、言語化が難しい領域のものである。

しかしこのプロジェクトでは、日本酒の味わいの言語化に挑戦し、日本人からみても説得力のある日本酒の香りや味の表現、「呑みの文化」の解説を実現している。

世界で高まる日本酒への理解を深め、本質的な価値創造につなげている点を評価したい。

日本酒味わい事典の概要和食が世界遺産に登録され,日本の食文化の豊かさが再発見されようとしています.しかし和食とともにある日本酒は,その魅力が十分に語られることなく現在に至っています.日本酒の味わいを私たちはどれだけ表現できるでしょうか.甘い・辛い,フルーティのみで日本酒を語ってはいないでしょうか.日本酒には,豊かな味わいがあります.呑む人の一人ひとりが味わいを語ることで,一人ひとりが日本酒の味わい文化を構築する.そんな社会を創りたくて,私たちは日本酒味わい事典を提案します.
日本酒味わい事典の製品仕様A5版,92ページ.右綴じ縦書き.
プロデューサー慶應義塾大学院, 福島宙輝
日本酒味わい事典の開発・企画について本研究は知能研究の文脈のみならず,酒造・酒販業界からも高い評価を得ています. 明治以降日本酒の利き酒は「管理上出してはいけない香り」を検出するための分析に主眼が置かれ,ワインのように「いい香り」を表現するものではありませんでした. 本研究は日本酒の魅力的な味わいを表現体系を記述する我が国初の取組みであり,成果物としての事典は味わいという点から日本酒に新たな価値をもたらすものと考えています.
日本酒味わい事典のデザインについて日本酒のテイスティングワードや香りの表現,心象風景を豊富な日本酒銘柄と表現事例から紹介する
日本酒味わい事典はその使用者・利用者にどのような価値を実現したか味わうという行為は,高度な知的行為です.本研究では日本酒を例題に「味わう」という行為を考察しました.そして味わいの熟達と学びを促すツールとして『日本酒味わい事典』を提案します.筆者らの問題意識は,どうすれば日本酒をより深く味わい,ことばを紡ぎだし,味わいを細かく言語化し記述することができるかという点にあります. デザインにあたり,内容の上での工夫は①見出し語の定義②具体的な日本酒銘柄に基づいた用例③用例文を記述した際の,著者の「呑みストーリー」の3点です.とりわけ②に関しては,日本酒ならではの意味(例えば,「ふくらみのある」が「米の旨味」を表すように)を利酒師の視点から記述しました.そして③が特徴的で,客観的な意味の記述のみならず,実際に筆者が日本酒を飲んで用例を出した際のストーリーを記述しています.このように,実際に読者が日本酒の味わいを表現する点までを見据えたデザインとしています.
ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項和食が世界遺産に登録され,日本酒も世界に向けて広がりを見せようとしています.しかし,日本酒の味わいを私たちはどれだけ表現できるでしょうか.甘い・辛い,フルーティのみで日本酒を語ってはいないでしょうか.日本酒には,豊かな味わいがあります.呑む人の一人ひとりが味わいを語ることで,一人ひとりが日本酒の味わい文化を構築する社会に向けて,日本酒味わい事典を提案します.
どこで購入できるか、どこで見られるか慶應義塾大学 湘南藤沢キャンパス、facebook ページ
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オフィシャルサイト http://www.facebook.com/sakePJ

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