滝見橋

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歩道橋

公共用途の建築物・空間

パシフィックコンサルタンツ株式会社

グッドデザイン賞

富士山が世界文化遺産に登録され,白糸の滝の下流に架け替えられた橋である。

扁平アーチに支持されたとてもシンプルなシルエットが周辺の自然景観とマッチしている。

手摺のデザインも特殊な形状を使わず要素を極力減らしたデザインに徹している。

自然の改変も最少に抑えていることも良い。

場所性を考慮し、不要な要素をそぎ落したデザインである。

滝見橋の概要2013年「富士山―信仰の対象と芸術の源泉」が世界文化遺産に登録され,その構成資産である白糸の滝の下流に,滝見橋が架け替えられた.滝見橋は,世界文化遺産および国の名勝及び天然記念物という環境であることから地形の改変を最小とすること、霧状の水滴が飛来する環境下で耐久性の高い構造とすること,多数の観光客に利用されるため滝の眺めや撮影空間として配慮することが求められた.これらの課題を満足するために,国際的な歩道橋デザインガイドラインに準拠し,架橋位置の選定、地形改変の最小化,橋体ボリウムの最小化、橋詰空間の創出などを配慮し,スレンダーで耐久性に高いバランスド扁平アーチという新構造の橋梁が誕生した.
滝見橋の製品仕様●橋長:39.0m ●幅員:2.5m ●橋種:プレストレストコンクリート橋 ●構造形式:バランスド扁平アーチ構造 ●橋格:歩道橋 3.5kN /m2
プロデューサー富士宮市 大原勝、佐藤和幸、石川泰裕、日本大学理工学部 天野光一
ディレクターパシフィックコンサルタンツ株式会社 松田一史、日本大学理工学部 関文夫、仲村成貴
デザイナーパシフィックコンサルタンツ株式会社 伊東靖、石原大作、日本大学理工学部 関文夫、ドーピ-建設工業株式会社 山崎路明、坂野耕輔、長谷川剛
滝見橋の開発・企画について2000年頃,世界の歩道橋が過剰にスレンダーな構造へシフトし振動など様々な問題が生じていた.これらの問題の解決のために,国際的な「歩道橋デザインガイドライン」が発行され.本橋は,この国際基準に準拠してデザインしたものである.橋を取巻く環境・空間を整備するという考え方からデザインを検討し,地形の改変を最小化し,コンパクトな橋体で,耐久性が高い新構造形式の橋梁が誕生した.
滝見橋のデザインについて架橋位置及び周辺の環境の配慮し、滝を眺める環境が充実するコンパクトな橋のデザインを目指す.
滝見橋はその使用者・利用者にどのような価値を実現したか①橋を架橋するのではなく,滝の展望台の整備をするという考え方で、架橋位置,橋面レベルや幅員を設定し、橋体や橋詰などの橋を取巻く空間の整備を行った。
②展望台などの周辺整備と連動することで、お互いに見る見られる関係を築き、適度な緊張感のある空間が創出できた.展望台の構造は,周辺の石積構造とし、周辺景観との調和を図った. ③橋体は、高い耐久性とリダンダンシー(設計の余裕:強度や災害時の耐久性など)を確保したインテグラル構造(上下部一体構造)としただけではなく、独創的なバランスド扁平アーチ構造から、全体をコンパクトな橋体とすることが可能となった.また基礎形式も直接基礎で最小化することが可能となり、地形の改変を抑えることが可能となった.④造形的に洗練させるため、アーチリブは削り落とした形状、地覆部分では傾斜させた.コンクリート面は、撥水性の塗装を塗布し橋体の明度を抑え,周辺景観と馴染ませた.
ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項世界遺産,国の名勝及び天然記念物という環境の中,滝見橋が計画された.設計は,地形の改変を最小限に抑え,水飛沫に対する耐久性を向上させ,維持管理費の抑制という公共施設のあるべき姿を求めながら,構造と造形のバランスを図り,日本初の新構造形式で生まれた橋である.優れた知見と関係者の熱意により完成した滝見橋は,多くの人々に眺められ,地域の人にその存在を認められ親しまれている.
どこで購入できるか、どこで見られるか設置場所:静岡県富士宮市上井出・原、富士宮市 名勝及び天然記念物「白糸の滝」の整備
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オフィシャルサイト http://www.city.fujinomiya.shizuoka.jp/isan/siraito-seibi.htm

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