戸畑図書館

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図書館

公共用途の建築物・空間

株式会社青木茂建築工房 、北九州市

グッドデザイン賞

通常、クラシックな建物においては消極的な改修計画がなされることが多いが、ここでは新たに加えられた耐震補強のための鉄骨が、デザインされ、可視化され、保存されたクラシックな建築と対比をなす大胆な改修計画が展開されている。

それでいながら、新たに生まれた空間は美しく印象的である点が多くの評価を集めた。

戸畑図書館の概要北九州市戸畑区に位置する築81年の旧区役所庁舎を図書館に再生するプロジェクトである。
帝冠様式の外観は市のシンボルであり、重厚なスクラッチタイル仕上げなどの外観を保存する為、外部補強を無くし建物内部のみで耐震補強を施した。
戸畑地区は八幡製鐵、新日本製鐵の鉄鋼産業と共に発展した地区であり、戸畑の製鐵の歴史を内部空間に創出させる補強がこの建物には相応しいと考え、アーチフレーム補強を提案した。
歴史的建築物の新しい保存のあり方となることを期待している。
戸畑図書館の製品仕様1933年(昭和8年)戸畑市役所庁舎として竣工した建物を図書館に再生。
鉄筋コンクリート造地下1階、地上2階(一部3階)、塔屋3層。
延床面積は2889.66㎡。
プロデューサー北九州市
ディレクター株式会社青木茂建築工房 代表取締役 青木茂
デザイナー株式会社青木茂建築工房 代表取締役 青木茂
戸畑図書館の開発・企画について既存の設計図書が無く、構造計算を行うためのデータが全くなかったため、設計時に3度既存躯体調査を行った。
戸畑区のシンボルとして今後100年間、心の拠り所となり得る様に安心、安全でありながら、機能的に使い易い図書館とすることを最重要視した。
新築以下のコストで図書館として再生した手法は、歴史的建築物の新しい保存のあり方としてマイルストーンとなることを目指した。
戸畑図書館のデザインについて築80年を超える歴史的建築物の外観を保存しながら、区役所庁舎からコンバージョンし、図書館へ再生。
戸畑図書館はその使用者・利用者にどのような価値を実現したか帝冠様式の外観を活かすため、耐震補強部材を外部に設けないことを前提とした。
既存躯体が非常に脆弱なため、地震力を既存の柱ではなく新設の鉄骨アーチフレーム補強を介して地盤面に伝達することを計画した。
既存建物が建設された1930年代は、ヨーロッパの建築様式がアールヌーヴォーからアールデコへと移行し、建築材料として鋳鉄から鉄が多く使われるようになった時代であった。
戸畑周辺は、現在の新日鉄住金、かつての八幡製鉄所のお膝もとであり、旧戸畑区役所は企業城下町としての最盛期の建物である。
その歴史性を表現するためにも、補強にスチールを使用することが最適と考えた。
アーチフレーム補強は既存の柱とは取り合っておらず、各階で補強した梁を介して地震力を伝達している。
既存建物は地盤との接地面が小さい独立基礎であったが、350mm厚の耐圧盤をベタ基礎状に打設し、接地面を大きくすることにより基礎の安全性を向上させた。
ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項2014年現在本建物は築81年だが、これから100年使い続けられる建物としたい。
そのために、まず建物を建設当時のオリジナルに戻すことを考えた。
不要な増築部分の解体、空間プロポーションの見直し、それから耐震補強を考えた。
過去にこの建物に関与した人の思いをどう受け止めるかというときに、自分も歴史の一部になり、時間の中に身を委ねないと駄目だと考えた。
どこで購入できるか、どこで見られるか福岡県北九州市戸畑区新池1-1-1、青木茂建築工房ホームページ、北九州市ホームページ
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オフィシャルサイト http://www.city.kitakyushu.lg.jp/kyouiku/file_0399.html

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