表参道布団店 羽毛布団
グッドデザイン賞
よく眠るために必要な寝具は、吸湿性、保温性の良いことが条件となる。
掛け布団には加えて「フィット性」と考える。
これらの全てを兼ね備えた、美しく、ミニマルなデザインの布団である。
つややかな綿サテンで包んだ羽毛はフランス産ダウン、それを国内のわき水で洗浄。
デザインはパイピングに配したシャープな黒縁にこだわりが感じられる。
表参道布団店 羽毛布団の概要 | 「日本の寝室に、デザインを」をブランドコンセプトにした「表参道布団店。 」の主力商品。 ロングライフデザインを目指し西洋的な過剰デザインを避け、白くシンプルなデザインで構成している。 商品ラインナップは4種類あるが、それぞれに使用する素材が異なるのみで、デザインは統一している。 国産ブランドであることを視覚的に印象づける為に、縦長の短冊形状のマチで布団デザインを構成し、モコモコとした布団の心地よい雰囲気が表れる様にデザインした。 また、縦方向のマチ数を増やす事で、体の形状に対して布団がフィットし易く、寝返りがうち易くなり、このデザインは「寝返りがうちやすい布団構造」として実用新案を取得した。 |
表参道布団店 羽毛布団の製品仕様 | 掛け布団<シングル 1.5m×2.1m 重量1.2kg><セミダブル 1.7m×2.1m 重量1.4kg><ダブル 1.9m×2.1m 重量1.6kg><クイーン 2.1m×2.1m 重量1.8kg><キング 2.3m×2.1m 重量1.8kg>内部:欧州産ダック、グース羽毛外部:綿100%布団まち幅210m×525mm |
デザイナー | 株式会社アーキセプトシティ 代表取締役室井淳司 |
表参道布団店 羽毛布団の開発・企画について | 主たる目的は、消費者の選択肢の多様化と商品選択の基準つくりである。 花柄を始めとしたデコラティブな布団デザインが多い中、引き算のデザインによるシンプルな商品を世の中に提供することで、現代的なインテリアに暮らす若い世代の選択肢を広げる。 また、人生で最も長く肌に触れるものとして、国内生産による衛生品質を基準とし、使用する素材の値段によってのみ商品価格を変更する事で、布団を選ぶ際の価格基準つくりを目指す。 |
表参道布団店 羽毛布団のデザインについて | 布団が持つ機能と、布団が持つ情緒的な価値が可視化された、シンプルでロングライフなデザイン。 |
表参道布団店 羽毛布団はその使用者・利用者にどのような価値を実現したか | 布団を、現代的なインテリア用品として価値化する事を目的とした時に、商品のデザインだけではなく、「表参道布団店。 」というブランドを如何にデザインするかという事が重要であった。 その為、ロゴや店舗デザイン、コミュニケーションデザインも含めて、ブランドとしてのデザイン戦略をとった。 商品デザインは、徹底的に洗浄した真っ白い羽毛と、キメの細かい超長繊維綿を使用している為、それら素材の良さを引き立たせる為に柄の無いシンプルなデザインとした。 布団の中で羽毛の偏りを防ぐ為に入れるマチ(仕切り)は、正方形ではなく縦長の短冊形とすることで日本的なデザイン要素を持ち込み、マチの高さを調整することで、布団表面にモコモコとしたふくらみをだし、感覚的な心地良さをデザインした。 また、マチを縦にいれることで、寝返り時の体へのフィット感を増し、このデザインは寝返り性能の高い布団として、実用新案を取得した。 |
ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項 | 私(デザイナー)が実現したかったことは2点です。 「デザイナーが経営に関わることで、機能優先の日本のものつくりプロセスを変えていくべき」という考えを実行すること。 「デザインが入っていない領域、つまり一般的に見てデザイナーが積極的に関わりたいと思わない様な業界、商品こそ、デザイナーが関わることで商品に新しい価値を生む事ができる」という事実を世のデザイナーや経営者に伝えて行きたいということです。 |
どこで購入できるか、どこで見られるか | 表参道布団店。 表参道本店、表参道布団店ウェブサイト |
表参道布団店 羽毛布団をもっと見る・購入 |
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オフィシャルサイト | http://omotesando-futonten.com/ |
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