エスミーム

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仙台の文化を対象とした文化批評誌

メディアコンテンツのデザイン

国立大学法人東北大学 大学院工学研究科 都市・建築学専攻

グッドデザイン賞

教育プログラムとして冊子を編纂している。

各冊ごとに極めて質の高い、かつ独創的な装丁デザインで、Webや電子書籍の時代にあえて紙に徹底的にこだわっている。

ページの繰り方なども独特の工夫が成されており、紙とのインタラクションの新規性という観点からも評価できる。

エスミームの概要「S-meme(エスミーム)」は仙台の文化トピックにテーマを当て制作される文化批評誌である。
東北大学大学院都市・建築学専攻が仙台市と連携し運営する教育プログラム「せんだいスクール・オブ・デザイン(以下SSD)」の「メディア軸」スタジオ成果物として、受講生による仙台の文化のリサーチを元に、毎回異なるテーマで一学期(半年)毎に一冊制作される。
また、内容と連動した特徴的な装幀デザインが採用されている。
プロデューサー五十嵐太郎
ディレクター斧澤未知子
デザイナーせんだいスクール・オブ・デザイン メディア軸受講生一同
エスミームのデザインについて「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること
例えば一号では1ページ毎にページの長さを変える「丁違い製本」の採用で右から開くと縦書きのページのみが、左から開くと横書きのページのみが現れる装幀、五号では教本折のページを全て開くと一枚の大きな紙のサイズとして眺められることで一冊を部分と全体の両方から見ることのできる本を実現している。
こういった形の部分を通じて本という媒体のただページを捲るという単純な身体的な行動のあり方の可能性を問うことができる。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること
雑誌の内容は設定されたテーマに基づいて受講生が調べ実際に訪れ見聞きしたことの内容を、単なる場所や活動の紹介に留まる内容としてではなく時には批評的な視点を持ちながら、その活動が仙台という都市にとってどのような意味を持つ要素として機能しているかを考察しながらまとめるよう心がけており、仙台という一地方都市についての文化的状況について単なる観光情報とは違った側面から理解を深めるきっかけとすることができる。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること
紙媒体というウェブの時代にあって淘汰されるかもしれないメディアについての考察・検討材料を与えることができる。
もしかすると、飛び道具的な身体的所作を織り込んでも紙媒体は退けられるかもしれないし、あるいは飛び道具的な身体的所作などなくても紙媒体は持続するかもしれない。
その可能性を検討するに当たりその際の部分を考えており、このことは紙媒体に関わる産業にとっても価値があると考えられる。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること
2011年の東日本大震災によってSSDでは活動拠点の東北大学青葉山キャンパス人間環境棟を失い、地元の製造企業と受講生も被災し、講義による雑誌制作は不可かと思われる状況に陥ったが「この状況だからこそ文化の被災状況を記録することが大切」との考えの下に雑誌制作を敢行した。
平時/非常時の両方に渡り文化の様相を切り取り記録し続ける媒体として、後世の参考資料となる社会的価値を提供できると考えられる。
ユーザー・社会に伝えたいこと-
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