Voluson P シリーズ
グッドデザイン賞
小さなクリニックの内診室への導入を想定したコンパクトな超音波診断装置。
整理されたキーレイアウトとインターフェースパネル、各プローブのシステマティックな納まりは上位機種譲りであり、エントリーモデルながら高い品質を感じさせる。
キーボードの回転や高さ調整機能などを必要十分な仕様へと割り切ることで合理化を図っており、性能を犠牲にすること無くコンパクト化・ローコスト化を実現していることを評価したい。
コストの関係で、シリーズのイメージカラーであるブルーメタリックの塗装ができなかったとのことだが、ブルーの材着色は清潔感があり、エントリーモデルとしてはむしろ好ましい印象を受けた。
Voluson P シリーズの概要 | 3D/4Dなどの多彩な機能と使いやすさで、世界中の産婦人科医に選ばれ続けているVoluson Pシリーズは、その革新性を受け継ぎつつ、内診室における超音波検査にフォーカスして開発されました。 Volusonが長年追及し、養ってきた高画質Bモード任意断面や立体像を簡単に描出できる3D/4D患者様への負担がより少ない経腟超音波検査を目指した設計Voluson P シリーズが、内診室における超音波検査の可能性を広げます。 |
デザイナー | 柳原 康司 / オーレリー ・ボウディエー |
Voluson P シリーズのデザインについて | 「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること 小さな産婦人科クリニックの内診室でもフィットするコンパクトなデザイン。 キーボード回転機能はありませんが、小さなな設置面積とスリムなキャビネット、軽量ボディのためシステムごとキーボードが最適な角度になるよう動かせるようにしました。 キーボードの高さは、クリニックユーザーは1人である場合が多く、高さは最初に決めたら変える事がないため、800mmと900mmの2種類からの選択にしました。 「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること 従来は、大病院にいかないと受診できなかった3D/4D画像診断が、クリニックで受診できるようになります。 医療制度改革で大病院受診は、クリニックの紹介状がないと初診料が高く設定される時代、身近なクリニックで、3D/4D画像診断が受けられるようになる意義は高いと思います。 「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること 周産期医療の視点から 1、VOLUSONが長年追及し、培ってきた高画質Bモード 2、任意断面や立体像を簡単に抽出できる3D/4D 3、患者様負担がより少ない経腟超音波検査を目指した設計 VOLUSON Pシリーズは内診室における超音波検査の可能性を拡げます。 「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること 高性能をコンパクト、軽量に集約したデザインは、輸送時のスペース、重量を軽減できるため、その結果として輸送マイレージが軽減され、間接的に地球環境改善に貢献できると思います。 |
ユーザー・社会に伝えたいこと | 一昔前は、胎児の白黒断面画像(2D)を想像力を逞しくして胎児と対面していましたが、現在は立体画像(3D)や動画(4D)で胎児と対面できる時代になりました。 この感動的な対面を可能にする高性能装置をクリニックにでも導入できるようコンパクトに凝縮し使いやすいユーザーインターフェースを開発しました。 「胎児との感動の対面をもっと身近に、手軽に、皆様へ届けたい」との思いを込めながらデザインしました。 |
どこで購入できるか、どこで見られるか | GE ヘルスケア ジャパン 株式会社、VOLUSON P8 Global site |
Voluson P シリーズをもっと見る・購入 |
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オフィシャルサイト | http://www.gehealthcare.com/usen/ultrasound/voluson/international/voluson-p8.html |
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