放射線モニタリングデータ統合システム

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環境監視ソリューション

社会基盤・プラットフォームのデザイン

富士通株式会社 (神奈川県)

グッドデザイン賞

放射線量情報をWEBから確認できるサービス・システムである。

福島第一原発事故による放射能物質拡散により、私たちの生活基盤は脅かされ、見えない放射能に怯える日々を余儀なくされた。

本システムは、信頼のおける然るべき機関が「一元的に」「わかりやすく」「広範囲に情報公開する」必要性に応えるものであり、人々が安心して復興へと邁進するために、その礎となる重要 な情報を提供している。

生命の安全にかかわる情報だけに「きめ細やかなモニタリング」と「視覚的にもわかりやすい情報提供」を目指してデザインされている。

放射線モニタリングデータ統合システムの概要放射線量情報をWEBから確認できるサービス・システムです。
福島第一原発事故による放射能物質拡散は、私たちの生活基盤を脅かす出来事でした。
見えない放射能に怯える日々。
生命の安全にかかわる情報だけに「きめ細やかなモニタリング」と「視覚的にもわかりやすい情報提供」を目指してデザインしました。
増設された福島県全域の可搬型モニタリングポストと、全国の固定型モニタリングポストの広域的放射線モニタリングデータ(約3,800基×10分間隔)の収集・一元管理を可能とし、かつ地図上に測定値を表示するICTサービス・プラットフォームです。
人々が安心して復興へと邁進するために、その礎となる重要な情報を提供しています。
プロデューサー富士通株式会社 テクニカルコンピューティング事業本部 山田 昌彦 本部長
ディレクター富士通株式会社 三澤 真、蓮沼 潤一、笹野 貢、羽部 仁司+富士通デザイン株式会社 伊藤 智之
デザイナー富士通株式会社 佐藤 智昭、石田 光輝、永森 文雄、鈴木 信太郎、鈴木 晃、片岡 佑介+株式会社モフ 荒川 健司、藤井 悟司、笠井 敬祐+富士通デザイン株式会社 寺西 広太郎
放射線モニタリングデータ統合システムの開発・企画についてサステナブル社会(持続可能な社会)の実現に向けて、応募対象が取り組んだこと
日本は未曽有の大災害によって、残念ながら「サステナブル(環境に多大な負荷を与えず、持続可能な社会)」とは言いがたい状況となってしまいました。
それでも、この災害の多い国ゆえに受け継がれてきた、自然への畏敬の念を今こそ再び心に刻みこんだ上で、復興へと繋げなければなりません。
徒に恐れず、前へと進むために構築された、ICTプラットフォームと言えます。
放射線モニタリングデータ統合システムのデザインについて「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること
近年モバイルの高機能化により、情報活用シーンは一層拡がりました。
放射線量は場所に紐付く情報であるため、屋外で取得できることが重要です。
例えば、ユーザーは手持ちのスマホで「旅行先の近辺の過去1ヶ月間の放射線量の推移」を、ストレスのない操作で即座にアクセスできます。
これにより個人の生活においての判断・行動を促す一助として機能します。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること
日本にいる人々は放射線量という、目に見えない知識の乏しい情報を、突然意識する生活になりました。
本サービスは、数値化した放射線量を地図上に表示することで、だれもが共通に認識できる場所を構築しました。
たとえば、福島県内のお子さまのいる方が持つ「暮らしている土地で今後も安心して生活ができるのか」という疑問を、風評ではなく定量的な事実を元に判断することを可能とします。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること
ビッグデータ活用のICTプラットフォームとして、3,500基ものモニタリングデータの収集・表示を統合したのは「国内初のシステム」です。
10分値のリアルタイムデータに土壌・試料など不定期にサンプリングされるデータも合わせて収集し、地図上に表示していくことも初めての取り組みです。
本件が生み出した広範囲で高精細な情報は、農業・漁業・林業をはじめ多様な産業に活用可能です。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること
安心安全に暮らしていける社会基盤の復興に向けて、現在ご提供できているのは、広範囲で高精細な情報を継続的に開示するということです。
将来的ビジョンとしては、蓄積した放射線情報と他の情報(例:気象情報)から、スパコンでシミュレーションをおこない、環境に役立つ新しい情報価値を生み出す活動に繋げていきたいと考えています。
ユーザー・社会に伝えたいこと3.11の自然災害と放射能というコントロール不可能な力に対して、我々人間ができることは「知を拡張し、予測し、備える」ことだと強く感じます。
1モニタリングの1測定値はたったひとつの数字かもしれませんが、モニタリングを全て集めればビッグデータとなり、今後の復興や被害を繰り返さないための大切なシミュレーション解析素材となります。
本件は明るい未来にバトンを繋げるためのICT基盤になる!と信じています。
どこで購入できるか、どこで見られるか文部科学省様のWEBサイトで本システムを体験することができます。
文部科学省 東日本大震災関連情報 放射線モニタリング測定結果等
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