木望の未来プロジェクト

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工務店によるCSR活動

広告・宣伝のデザイン

株式会社アキュラホーム (東京都)

グッドデザイン・ベスト100

大工の減少は住宅建設業界全体の課題でもある。

必要なのはものづくりの素晴らしさの啓蒙と、大工という職業を漠然としたイメージではなく具体的な職業として提示していくことだ。

 本活動は子供達が日常的に使っている小学校の学習机を修理・交換するという体験学習を導入に『森林伐採』『地球温暖化』などの問題を身近なものとして理解させ、循環システムを含めた『木材の魅力』を実感するプログラム。

また『ものづくりの楽しさ』『修理・再利用の大切さ』を伝えることで持続可能な社会についての理解を促し『良き生産者、良き消費者』の育成をテーマとしたこと。

ひいては『カンナ・ノミなどの工具を身近に感じること』『大工という職業への理解』へと発展していく。

 具体的な実践から知識を得る、社会的課題の解決を目指した経験型デザインの貢献活動として高く評価された。

木望の未来プロジェクトの概要住宅建設業はネガティブイメージが強く労働人口はこの10年間で27%減少した。
しかし震災復旧でもまず『もの』を作らないと次が始まらない。
将来に亘り『もの』を作る人を育成する事は不可欠である。
次代を担う子供達にものづくりの仕事を理解してもらいその素晴しさを感じてもらうために、学校とタイアップして全国で開催している体験学習。
老朽化した学習机の天板を交換・再生することで子供達に「木の素晴らしさ」「物の大切さ」「ものづくりの楽しさ」や最近失われている「物を直し使い続ける大切さ」を伝えている。
天板は間伐材を採用し木製品が森林、更に地球環境まで連鎖する大きなサイクルを示し環境問題への意識喚起も目指している。
プロデューサー株式会社アキュラホーム 代表取締役社長 宮沢 俊哉
ディレクター株式会社アキュラホーム 商品開発部長 橋本 浩二郎
デザイナー株式会社アキュラホーム 商品開発部 デザイン室 課長 田湖 博、担当課長 竹澤 真吾
木望の未来プロジェクトの開発・企画についてサステナブル社会(持続可能な社会)の実現に向けて、応募対象が取り組んだこと
毎日使う身近な木製品、その学習机の天板を交換・再生することで、地域の木材の循環が地球環境にも影響を与えていることや、その森林が荒れている現実などの環境問題を知ることが出来る。
また生活と森林が密接に関係して、木製品の活用無くして地域社会全体が循環出来ない産業の生態系も学習することが出来る。
その実体験を伴う貴重な体験が、今後「良き生産者」「良き消費者」として育っていくことを期待している。
木望の未来プロジェクトのデザインについて「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること
一般に子供が使うには危険とされる大工道具を扱うことで、子供達は危険なものの扱いと危険予知を学ぶ。
そしてその道具を使いこなすことで色々なものが作れたり、壊れてしまったものを直したりすることを体感する。
その作業による手や体に残った感覚はものづくりの大変さの実感と同時に、ものを作り出す喜びを生涯に亘り貴重な体験として記憶に残すことが出来る。
またその感覚はものを大切にする心も芽生えさせる。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること
スーパーマーケットに行けば何でも手に入る現在、「修理するより買い換えた方が得だ」と考え、『人』と『もの』との関係はどんどん希薄になっている。
人はものを簡単に手に入れ、簡単に壊し、簡単に捨てる。
必要なものはお金だけ。
そんなことが当たり前な時代だからこそ、心をこめて作りあげたものならば、それを修理しながら大切に使い続けることを、子供達に伝える必要が有ると考え、このプロジェクトをスタートした。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること
体験学習に参加した子供達の中から、将来大工を志す者が出てきて、住宅建設業が活性化し継続することが出来たらと考える。
そのため日頃教育とは無縁な大工が子供達に教えることで、大工達にも「ものづくりの誇り」や「仕事へのモチベーションアップ」を目指してもらいたい。
そして災害の多い日本を復興・支援するためにも技術者のたまごを生み育て続けたい。
そのための社会的役割として本プロジェクトは意義があると考える。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること
これからの社会を支え作り出していく子供達の心の中に、限りある資源を大切に使うことと、常に環境を考え行動することを伝えたい。
社会活動の基本であるものを作ることの大切さを理解してもらうことが芽生え育っていけば、これからの環境問題や社会問題の多くは解決するはずである。
その一環として地球温暖化防止はCo2排出抑制と同時にCo2吸着で木や森林の役割について子供達に知ってもらうことが第一歩だと考える。
ユーザー・社会に伝えたいこと子供達の遊びがバーチャルな物となり、そのリセット感覚が今後の子供達の育成に悪影響を及ぼす危機感を感じてならない。
また近年修理して直すことが減り、壊れたら捨てる風潮にも危機感を覚える。
目の前に有る材料と道具、手と頭を駆使してものを作る苦労と喜びやものを直して使い続けること、ものを大切にする心を育む機会を増やす必要が有る。
その中から将来、ものづくりを天職とする子供達が増えることを期待している。
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