SEOTO
グッドデザイン・ベスト100
機能と美しさのバランスが秀逸。
木の無垢材の椅子は、充分な強度を確保することに重点をおくために部材が大きくなり、重い印象のものが多い。
しかしこの木製ダイニングチェアは、脚の上部から下へ緩やかに削ぎ落してゆくラインと背と肘のやや丸みをもった有機的なラインから、軽快さと柔らかな印象を合わせ持っている。
ゆったり座るための大きめの座と幅広の背板とちいさな肘も備え座り心地も良好。
軽量化も検討し、木製椅子ではめずらしいスタッキングが可能。
ホームユーズ以外のニーズも考えられる。
SEOTOの概要 | 木製ダイニングチェア。 家庭用として日常生活での使用を想定。 機能と美しさのバランスがとれたデザインを目指した。 木の無垢材ならではの魅力を表現するため、カービングの技術を活かしデザイン開発された。 ナラ材とウォルナット材の2種類の材種と、シートは板座と張座から選べる。 また、スタッキングができる。 |
プロデューサー | 飛騨産業株式会社 代表取締役社長 岡田 贊三 |
ディレクター | 飛騨産業株式会社 デザイン室長 中川 輝彦 |
デザイナー | 有限会社川上デザインルーム 川上 元美 |
SEOTOの開発・企画について | サステナブル社会(持続可能な社会)の実現に向けて、応募対象が取り組んだこと ・100年の使用に耐えられる家具の開発。 そのために100年もつ素材の選定、100年の使用に耐えられる構造。 +普遍的なデザインの追求。 ・アフターケアの充実(10年保証制度の導入および、修理体制の確立) |
SEOTOのデザインについて | 「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること ダイニングチェアとして使い勝手の良いものを目指した。 これまで90年以上の家具づくりの実践を通して弊社が培ってきた人間工学のノウハウを活かした。 「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること 日本は家具の歴史が浅いということもあり、良い家具というと海外の製品が対象となるケースが多いが、本プロジェクトは、そうした状況下において「日本製」の高度な木工デザイン家具を提供する。 「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること ・日本は世界に誇れる森林国であるにもかかわらず、木製家具分野においては世界への発信力は低い。 そこで本プロジェクトにおいては日本の高度な木工技術力、デザイン力に裏打ちされた木製家具を国内外に発信していきたい。 ・飛騨高山という木工産地の発展に少しでも寄与したい。 「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること ・これからの日本には良いものを永く使うという文化の定着が必要である。 本プロジェクトは、そうした生活思想に対応できると考える。 |
ユーザー・社会に伝えたいこと | 木の味わいを抽出し、身体を優しく受け止める小椅子。 生活空間に馴染み易い均整の取れたフォルムと構造のバランスを追求した。 饒舌さのないシンプルな「SEOTO」は心地よくテーブルを取り巻く団欒のシーンを演出する。 圧迫感のないゆったりした掛け心地を有し、特徴的な半肘が立ち振る舞いの良い使い勝手を持つのが特徴的である。 長く愛着の持てる存在を目指す品質とデザイン、リーズナブルなプライスのバランスを追求した。 |
どこで購入できるか、どこで見られるか | 飛騨の家具館 東京・大阪・名古屋・北海道・福岡・高山飛騨産業株式会社 |
SEOTOをもっと見る・購入 |
楽天市場でSEOTOを探す amazonでSEOTOを探す Yahoo!ショッピングでSEOTOを探す Yahoo!オークションでSEOTOを探す |
オフィシャルサイト | http://kitutuki.co.jp |
著作権利者:(C)JIDPO GOOD DESIGN AWARD [ G-Mark Library ]