ほしいも学校

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ほしいも学校

ブランドのデザイン

LLPほしいも学校(茨城県)

2011年度 グッドデザイン賞 受賞

懐かしく一昔前の食材と思ってしまう「ほしいも」。

しかしその食材には良いもの、ほしいものが沢山詰まっている。

そんな事を直感的に感じさせるほしいもの現物と本のパッケージである。

モノが持つ本質、それをきちんと伝える言葉、商品と販促グッズをセットにすることで地域文化の発進も同時に行う新しいカテゴリーを成立させている。

ほしいも学校の概要茨城の特産品であるほしいもを通じて人の営みと環境を考え、未来へとつなぐプロジェクトの成果物。
地域の人々をつなぐコミュニケーションや商品開発、教育、地域情報の広報、後継者をつくる場。
まさにほしいもを通じて未来を・宇宙を考えるプロジェクトの象徴としての商品である。
本とほしいものセットという画期的な組み合せと、ほしいも学校という親しみやすいロゴとシンプルであるが、わかりやすいメッセージを伝えるパッケージデザイン。
何より、地域の人たちが今まで持ち得なかった視点で地域資源を見直すきっかけになった。
地域で何を大切にして、それをどう伝えていくべきかを考えるインパクトのある存在感を示す商品である。
プロデューサー佐藤卓デザイン事務所 佐藤卓
ディレクター佐藤 卓
デザイナー佐藤 卓 福原 奈津子
ほしいも学校の開発・企画についてサステナブル社会(持続可能な社会)の実現に向けて、応募対象が取り組んだこと
本プロジェクトでは、食育や環境を考える場をつくっていくものを念頭においている。
そのために、本の中で食品の廃棄などの問題提起、リサイクルの問題をわかりやすく、記載してきた経緯がある。
また特に包装には過剰にならないことに注力するとともに、環境にやさしい素材の活用にこだわった。
ほしいも学校のデザインについて「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること
見た目のわかりやすさのために、シンプルな文字数、大きさ、そして平易なひらがなと漢字の組み合わせとした。
本とほしいもの組み合わせにより、ユーザーは本による知識を得ることで、知的好奇心を誘発しながら、素材を楽しむ工夫がなされている。
本の記述は誰でも気軽に楽しめるようにビジュアルを多く使用したことで繰り返し楽しむことができる。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること
単に食材としてのものではなく、本との組み合わせにより、より深い理解をすることでモノに対する愛着心を引き出し、だれかに伝えたくなるようなコミュニケーションを誘発するものとなっている。
ひとつの商品のできる過程には様々な人たちのつながりによるものであることが伝わるしつらえがされている。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること
れからはモノを売るのではなく、物語を売ることの重要性が明確にされている。
また機能的にも保存性と開けやすさのバランスを徹底して追求したチャック型を使用した。
さらに本とモノ(食品)の組み合わせにより、店舗に置かれる際に、様々なカテゴリーのことろで陳列することが可能であり、従来の常識を超える提案が可能となっている。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること
人は知ることで誰かに伝えたくなる。
生産者も知ることで誇りを持てるようになる。
すべてのものはつながっていることが根底にあり、生産者、流通、消費者の間をつなぐ役割を商品自体がもっている。
すべての人が素材のもつ良さに気付くことでモノを大切にし、ひいてはムダをなくすことで持続可能な社会への提案がされている。
ユーザー・社会に伝えたいこと足元にあるものも見方を変えれば光る原石になる。
それぞれの地域に当たり前のように無意識に見逃されてきた光る原石に気づき、その原石を磨くため、デザインという視点からみると今まで見えなかった可能性が見えてくる。
それぞれの地域で何が大切で、これから何を大切にしていくべきかを共有化していくことがこれからの社会に求められているのだと思う。
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