浄土真宗本願寺派 西法寺 納骨堂

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納骨堂

公共用途の建築物・空間

古森弘一建築設計事務所(福岡県)

2011年度 グッドデザイン賞 受賞

納骨堂という機能から逸脱せずに長寿命の構造体の追及で建築形式が決められていることに共感を持った。

宗教的建築は情緒的な表現にたよる傾向があるが、そうではない計画に対する意思を高く評価する。

浄土真宗本願寺派 西法寺 納骨堂の概要300年以上の歴史を刻む寺院の納骨堂である。
周辺は高度成長期の北九州工業の発展に伴い、多くの人口が流入し、現在は、急激に墓所の供給が求められるようになってきた。
お寺からは門徒それぞれが安心感を得るため、高耐久の建築を要求された。
そこで、長期間の使用に耐えうる構造体がテーマになった。
鉄筋の腐食を起こさせないため、外壁を高性能のプレキャストコンクリート板とし、さらに、その外壁に建物の荷重をかけることで耐久性を増す、新しい構造方式を考案した。
また、外壁に荷重担わせることにより、柱のない空間を造り、将来のレイアウト変更、用途変更にも対応できる建築のあり方を求めた。
プロデューサー浄土真宗本願寺派 西法寺 西村達也
ディレクター古森弘一建築設計事務所 古森弘一
デザイナー古森弘一建築設計事務所 橋迫弘平
浄土真宗本願寺派 西法寺 納骨堂の開発・企画についてサステナブル社会(持続可能な社会)の実現に向けて、応募対象が取り組んだこと
何処よりも早く近代化、高度成長を経験した北九州では、何処よりも早く高齢化/人口減少を経験している。
そのような状態の中、これから多くの建物を建て続けるには問題が多すぎる。
今回、長く利用してもらえるよう様々な技術的手だてを施した。
しかし、最も重要なことはその建築が「大切にしたい」と思われるかに依ると考えるに至り、門徒に対して十数回にわたり説明会を開催し、多くの方に理解を深めて貰うことに注力した。
浄土真宗本願寺派 西法寺 納骨堂のデザインについて「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること
『多世代にわたる利用』 納骨堂は、親・子・孫と共に訪れ、すでに亡くなった家族とも出会える場所である。
多くの世代に共感を得るデザインを求めた結果、「自然光」を頼りにし、「仕上げ」に頼らない建築に至った。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること
『安心して生きること』 この建物に関わる人々は、将来自分自身がここに安置されることを想像せざるを得ない。
そこに優しい光が充満し、静かな場所であることにより、少しでも日常の安心感に繋がることを求めた。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること
『プレキャストコンクリート』 検討過程でプレキャストコンクリートによるコンクリート打ち放し建築は、これまで打ち放し建築が抱えてきた漏水や汚れの問題を軽減できることが判った。
メンテナンスを定期的に重ねていくことが条件ではあるが、仕上げで隠さないことにより、工事中や竣工後の躯体状況も目視で確認可能である。
長寿命建築のひとつのあり方を示せたのではないかと考えている。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること
『コンバージョン』 多くの建物は30年足らずで機能的な問題を生じ、解体されることが多い。
これからの建築はその機能的寿命を迎えても、用途変更が容易なよう設計されていることが望ましいと考えている。
2・3階に於いては柱をなくし、レイアウト変更が容易にできる構成とし、1階部分に於いては必要のない箇所もスチールドアを設置し、将来躯体に手を加えることなく開口部のリ・デザインが出来るようにしている。
ユーザー・社会に伝えたいことこの建築を通じて、長寿命の建築のあり方を求めた。
判ったことは、ひとつに「メンテナンスが容易であること」、もうひとつは「大切にしたいと思われる建築であること」。
そして、上記のことを実現するには「利用者」と「デザイナー」が信頼関係を持ち、一緒に考えていくことが重要だと考えている。
どこで購入できるか、どこで見られるか北九州市八幡西区
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