三越銀座店

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百貨店

商業・産業用途の建築物・空間

鹿島建設株式会社(東京都)

2011年度 グッドデザイン賞 受賞

かつて百貨店は夢の箱であった。

人々の豊な生活、未来の希望を体現できる場所として存在していたが、今や購買の方法は多様化し、都内に多くの大規模商業エリアが開発された。

この銀座三越増築改修計画は新しい百貨店の在り方を示している。

広くなった空間は売り場だけではなくリアルなコミュにケーションの場として、テラスなどを来店者に解放し、それが街全体を活性化させ、回遊性を高める計画であることが評価された。

三越銀座店の概要三越銀座店(竣工S43年)の隣接地を活用した増築及び既存本館の改修計画。
都市再生特区により地域貢献を行いながら、既存本館と新館を一体化し、三越銀座店の店舗面積を従来の約1.8倍に拡大し、銀座のランドマークとしての存在をより強固なものとした。
更には、かつての賑わいがなくなってしまった銀座の東側地区を活性化し、賑わいを東側へと連続させ、街の回遊性を高める計画。
ディレクター鹿島建設株式会社
デザイナー鹿島建設株式会社
三越銀座店の開発・企画についてサステナブル社会(持続可能な社会)の実現に向けて、応募対象が取り組んだこと
銀座の街並みを形成してきた社会ストックとして、既存本館を残しながら改修を行い、新館と一体化。
銀座の街の再生として、かつては賑わっていた銀座の東側地区の活性化のため、パサージュ空間の提案等により、人の流れを東側へ導く計画とした。
三越銀座店のデザインについて「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること
バリアフリーの徹底を行った。
建物内はもとより、銀座線・日比谷線の地下通路と地上部分を身障者用エレベータ、及びスロープで繋ぎ、誘導サインを完備。
身障者トイレの各階設置、及び街を訪れる人に開放された銀座テラスのある9Fには、託児所はじめ、授乳室、オムツ替えコーナー、親子休憩室やキッズトイレなどの施設を設けている。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること
銀座の街を訪れた人が、気軽に休憩したり、様々な情報を得ることができる銀座テラスを9Fに設置。
そこは、百貨店の売場スペースではなく、カフェやイベントコーナー、芝生広場などがあり、銀座の街を訪れる人々に開放されたスペースとして、百貨店が閉店した後も、夜11時までオープン。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること
モノを売るだけの百貨店単体の計画とせず、パサージュや銀座テラスなどを提案し、銀座の街の賑わいを連続させ、街に開かれた、新しい百貨店を提案していること。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること
景観配慮や商業集積としての賑わいの演出をはじめ、敷地外の銀座4丁目交差点、晴海通りの地上・地下空間整備、三原通りの歩道拡張・整備、更には1-4丁目までの区道の舗装整備などの公共空間の充実を図った。
また銀座を訪れる海外の方々への国際観光案内所の設置、更に防災百貨店(備蓄倉庫、ヘリポート等)としての機能整備を行なった。
ユーザー・社会に伝えたいこと銀座の東側地区は、かつて掘割沿いの水辺の街として賑わっていたが、今では、荷捌き道路となってしまった。
単なる増築でない本計画により、区道を活性化し、賑わいを東側へと連続、街全体の回遊性を高める意味は大きい。
銀座は、“伝統と革新”の街と言われる、常に革新的なことを行ない、やがて銀座に相応しいものだけが伝統となって残るという意味である。
今回の計画も、銀座の “新しい伝統”として残るものであってほしい。
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オフィシャルサイト http://www.kajima.co.jp/

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