自転車型歩行器 Kappo

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リハビリテーション用歩行器

医療や教育・研究に関する用品と機器設備

有園義肢株式会社(熊本県) 崇城大学芸術学部デザイン学科(熊本県)

2011年度 グッドデザイン賞 受賞

片麻痺者や変形性膝関節症、脊柱管狭窄症などの疾病による歩行困難者のリハビリテーションを主目的としたペダルが無く倒れにくい四輪自転車型の歩行器。

これまで歩行困難者が、退院後の回復期や維持期に使える移動具は杖や車椅子等限られていたが、この歩行器では、転倒しにくい安全性・安定性、操作性を重視した、前後の4輪を結んでできる基底支持面のほぼ中心に使用者の重心が位置する足こぎ四輪自転車を実現している。

退院後も利用でき歩行困難者や高齢者の買物や通院、散歩などの日常の活動範囲を広げるとともに、福祉機器のイメージを変えるスタイリングなど、新たな移動機器としてのユニバーサルデザインが評価された。

自転車型歩行器 "Kappo"の概要本製品は、片麻痺者や変形性膝関節症、脊柱管狭窄症などの疾病による歩行困難者のリハビリテーションを主目的とした歩行器です。
構造的にはペダルが無く倒れにくい四輪自転車型で、サドルに腰掛けたまま自身の足で移動することによって筋力低下を防ぎ、歩行速度、歩行距離、歩幅など、歩行の質を高めるリハビリが可能です。
片麻痺者を対象とした試用実験では、有酸素運動効果や心負荷の軽減、対称性の高い歩容などが確認でき、歩行再建の可能性も示唆されました。
また骨折・切断など長期免荷の必要な患者にも早期からの歩行訓練が可能です。
屋外使用にも耐え、退院後にも外出を楽しみながら継続して身体能力の維持・向上を計ることができます。
プロデューサー有園義肢株式会社 代表取締役社長 児玉春生
ディレクター崇城大学芸術学部 教授 本間康夫
デザイナー有園義肢株式会社 境洋輔 崇城大学 八木宏章
自転車型歩行器 "Kappo"の開発・企画についてサステナブル社会(持続可能な社会)の実現に向けて、応募対象が取り組んだこと
本製品はシンプルな構造のため故障しにくく、メンテナンスも安価で容易なことから長期間の使用が可能です。
また使用時に電気、ガソリンなどのエネルギーを一切使わないため、環境への負荷が全くありません。
ハンドルやサドルの位置を使用者の身体に合わせて簡単に調整でき、操作感も自転車と大差ないことから誰でも使用可能で、医療の現場以外にも公共空間など様々な場所での不特定多数のシェアリング利用にも充分対応できます。
自転車型歩行器 "Kappo"のデザインについて「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること
大学病院にて片麻痺者を対象に行った試用実験では、杖歩行に比べ有酸素運動の要素が強く歩行速度や距離が健常者並みに改善されたことから、身体能力向上効果が高いことが明らかになりました。
従って本品を日常的に使うことによって筋力や体力の維持・向上が図れ、背筋を伸ばした良い着座姿勢を保てばストライド(歩幅)も健常者に近づけられます。
何より気軽に自由な歩行を取り戻すことで、外出意欲や行動範囲も向上・拡大します。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること
歩行困難な方が、再び自力で自由に出掛けられるようになる、その喜びは如何ばかりでしょう。
「途中で疲れてしまって行けなかった所に行けるようになった」「次はどこまで行こうか」小さな目標の積み重ねが自信となります。
この様に他のリハビリ/福祉機器では得られない、健康で自立した日常生活を本製品は提供します。
また使用者だけでなく、介助していた家族の負担軽減にも役立ち、家族全員のQOL向上にも繋がるでことしょう。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること
移動制限を受けていた人々が本製品を使用することで、買物や通院、散歩といった日常生活活動の範囲が確実に拡がります。
ユーザーとしては、医療/リハビリの現場のみならず、自転車に乗れない高齢者、健常者など相当数の潜在需要も見込めます。
また大規模展示場や大型商業施設など長時間歩行を強いられる公共空間での利用も考えられ、ユニバーサルデザインに対応した産業として社会貢献も充分期待できるものと思われます。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること
エネルギー対策が世界的に重要な課題となっていますが、本製品は電気やガソリン無しで使え、環境に優しく超高齢社会でも自立した生活の脚として使えるモビリティです。
東日本大震災では素早く避難できなかったために多くの命が津波で失われましたが、これがあれば助かったかも知れません。
公共交通機関が停止した際、自転車に次ぐ機動力も期待できます。
本製品は今後の社会問題、環境問題にも対応し得るものと確信します。
ユーザー・社会に伝えたいこと治療医学に対して予防医学という分野があります。
本製品はリハビリテーションを主眼としていますが、予防医学の要素も合せ持った機器と言えましょう。
自立した移動を楽しみながら健康を維持する。
超高齢社会のモビリティは、健康状態やライフスタイルに配慮し、心豊かな生活を提案出来ることが要求されます。
病気や怪我をしても、歳を取って歩きづらくなっても、堂々と街なかを闊歩したい、“Kappo”はそんな方を応援します。
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