ライオンズ大泉学園マスターレジデンス

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集合住宅・マンション

住宅や住宅設備

株式会社大京(東京都)

2010年度 グッドデザイン賞 受賞

共用空間の各所に工夫をこらして個性的で魅力的な空間をつくり出している。

また、街路に対しボリュームを分節するなど、ヒューマンスケールに配慮している。

ライオンズ大泉学園マスターレジデンスの概要西武池袋線「大泉学園駅」徒歩10分、住宅街の一画に建つ、鉄筋コンクリート造、地上6階建(一部地下1階)、75戸のファミリー向け共同住宅です。
南北に細長い敷地に東面、南面、西面に向けられた3つの住棟は、それ自体が、敷地外周を覆う水や緑と、住宅に光や風を取り入れる吹抜空間の境界として存在し、敷地内部に結界性を生みだしています。
穏やかな住宅街に、パブリック空間とプライベート空間の明確な境界を堅牢なヴォリュームで創り出すことにより、双方に適度な距離感を生み、「分譲集合住宅」の新たな可能性を追求しました。
達成しようとした目標一般的に普及された素材や構法を用いながら、地域と共存させる新たな風景の創造、地域住民や居住者の五感に訴えかける心地よい環境の創造、といった普遍的なテーマをいかに実現させるかが大きな目標でした。
耐久性、更新性、安全性といった建物自体の目に見える部分を基盤とした上で、距離感、開放感、といった目に見えない空間的な要素を加えることで、取り巻く人々に愛着を生み出し、次代に継ぐことを目指しました。
プロデューサー株式会社大京 首都圏第一支店 事業推進一部 推進二課 課長 黒川 正朗
ディレクター株式会社INA新建築研究所 設計部 部長 小針 純
デザイナー株式会社INA新建築研究所 設計部 主幹 名知 明日香
ライオンズ大泉学園マスターレジデンスのデザインについて「分譲住宅」という「集合住宅」に集まって住むことの意味を改めて考えました。
偶然同じ敷地に住む人が、心地よい関係を保つ為には、適した「距離感」が必要であり、街に「集合住宅」という大きなヴォリュームが突如できることによる違和感は、その境界における適した「距離感」が必要だと考えます。
本物件では、水や緑といった目に見える「距離感」のみならず、動線、空間も含め心地よい「距離感」をつくることを心がけました。
ライオンズ大泉学園マスターレジデンスはどのような使用者・利用者を想定したか「分譲集合住宅」という特性から伺える「仮の住まい」「投資」といった「つくられたもの」を提供される受身の姿勢ではなく、住まいを「自ら育むもの」として能動的に捉え、大泉学園というこの地に愛着を持ち、この住まいに誇りを持ち、この場所に住み続けてくださる方を想定しました。
又、それ以外の方であっても、この住まいで暮らすことで、自らを取り巻く住環境の向上に目を向けていただけることを期待しました。
ライオンズ大泉学園マスターレジデンスはその使用者・利用者にどのような価値を実現したか集合住宅の普遍的要素である段階的な4つの空間領域、パブリック、セミパブリック、セミプライベート、プライベートを、相互に適度な距離感を保ちながら、動線に沿って段階的に構成しました。
利用者は、各領域を通過することで、社会と自らの接点や地域と住まいの関わりを無意識のうちに認識させられ、各領域に佇むことで、自らの住まいの立ち位置を確認でき、住環境の向上に目を向けていただけるのではないかと期待しています。
その問題点に対し、どのように対応したか淡い色彩により大きなヴォリュームを視覚的に軽減した上で、外壁は開口部に奥行きを持たせかつ壁面を多く確保してお互いのプライバシーを確保し、地域との接点となるそれらの足元廻りには豊富な緑や水を配しました。
各々が周辺地域と適切な距離感を保つことにより、この地域に潤いある新たな環境を生み出すことを実現しています。
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