いのちを見守るコミュニケーションデザイン

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いのちを見守るコミュニケーションデザイン

パブリックコミュニケーションのデザイン

ベッドまわりのサインづくり研究会(東京都)

2009年度 グッドデザイン賞 受賞

高度技術化する医療とホスピタリティのギャップを埋めるコミュニケーションとして評価に値する。

いのちを見守るコミュニケーションデザインの概要高度先端医療が施される病院であっても患者さんは生活を営みます。
生活、それは人と人との関わりでもあります。
患者さんへのちょっとしたまなざしや声かけは「私は見守られている」という実感を生み、病と対峙する力ともなるでしょう。
医療者に限らず病院に集う人たちすべてがその患者さんの支援者、「見守り人」となることで患者さんの療養生活の安全と安心が提供できるのではないかと思います。
必要なのはその患者さんを知る、関心を寄せるきっかけです。
そのために私たちは医療施設に「いのちを見守るコミュニケーションデザイン」を提案し、そのデザイン展開のための素材のひとつとして「医療看護支援ピクトグラム」を開発しました。
達成しようとした目標「医療看護支援ピクトグラム」を用いた「いのちを見守るコミュニケーションデザイン」は、病院に集うすべての人がいのちを見守る何らかの行動ー関心を寄せる、声をかけるなどーを自然に導くことを目標としており、マニュアル行動とは異なります。
このような医療環境は患者さんの孤独感というこころの痛みを和らげることでしょう。
「いのちの見守り人」を誘い、患者とともにある医療環境づくりが私たちの最終的な目標です。
プロデューサーベッドまわりのサインづくり研究会
ディレクター島津勝弘、横井郁子
デザイナー横井郁子、橋本美芽、濱野拓微、島津勝弘、藤原康人、藤田衛
いのちを見守るコミュニケーションデザインのデザインについて約10年間、医療事故対策に関わる中で訴訟の増加が示すように、医療者と患者がお互いの権利を主張し関係性が日増しにいびつになっていく危機感を抱きました。
私たちはデザインの力にこの関係性の再構築を期待し、委ねました。
日本の医療は信頼関係の上に成り立ってきました。
人間関係を修復し、支え合うきっかけ、雰囲気、空間を育む医療環境デザインはそんな日本だからこそ発信できるのではないかと考えています。
いのちを見守るコミュニケーションデザインはどのような使用者・利用者を想定したか医療施設、病院に集うすべての人を対象とします。
患者・家族、面会者、医療職(医師、看護師、薬剤師、理学療法士、作業療法士、放射線技師、臨床検査技師など)、看護助手、栄養士、事務職、清掃掃職員などです。
患者の関係者であるかないかは問いません。
いのちを見守るコミュニケーションデザインはその使用者・利用者にどのような価値を実現したか実験的に施行した病院において、面会に来た幼児が医療看護支援ピクトグラムを見て、患者である祖母に「こんなふうにがんばって」と声かけをしたそうです。
また、患者自身が自分の状態を他者に説明しやすくなったと感想を述べていることも報告されました。
しかし、医療施設という場の特徴から患者さんに直接関わる物の導入は容易なことではなく、価値の実現について評価するのはこれからの課題です。
社会・文化および地球環境の視点から解決すべき問題点現在の医療現場は、医療事故の問題から担当患者以外への気づかいやおせっかいといった日本独特ともいえる関わり方が「無責任」ととられる傾向にあります。
また、情報を表示することについては「プライバシーの侵害」と否定的であり、その背景に患者のクレームに過敏になっているという現状があります。
そのような中での「担当を問わず患者に関心を寄せる」という今回の試みは非常に大きな挑戦であり課題でした。
その問題点に対し、どのように対応したか5年程前から患者・家族、看護師に対して調査研究を重ねてきました。
とくに患者・家族に対しては可能な範囲で面接調査を行いました。
その結果、情報のピクトグラム表示をプライバシーの侵害と捉えてはおらず、逆に瞬時の対応には必要と回答される方が目立ちました。
ただ、表示する情報の選別は必要であり、あくまでも生活支援情報を対象とし、病名、病状が推測されない、また、表示に際しては患者の同意を前提とするとしました。
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オフィシャルサイト http://www.lab.toho-u.ac.jp/project/kango/healthcare_pict/

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