日本バプテスト仙台基督教会

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教会

公共用途の建築物・空間

有限会社SOY source建築設計事務所(宮城県)

2008年度 グッドデザイン賞 受賞

開口の微妙なバランスによって、従来の教会にはない光の質を獲得している。

材料、テクスチャに関する気配りと、全体のプロポーションとのバランスが良い。

日本バプテスト仙台基督教会の概要ローコストの教会である。
以前建っていた白い教会堂は、戦後すぐに建てられ地域の精神的な支柱となっていたが、構造上も防災上も限界に達しており、新しい建築が必要とされた。
次の50年のための建築であり、また布教という使命を帯びた建築ゆえに、都市にアピールし続けていく存在であることが求められた。
敷地は周囲を高層マンションに囲まれた谷底にある。
この環境に惑うことなく存在し続けるための建築は、力強く確かなものでなくてはならない。
求めたのは、時間とともに豊かに変化しつつ、記憶に残る建築である。
汚れや経年変化を否定するのではなく、悠然と身にまとうことのできる存在、変化しつつ記憶に残る建築である。
達成しようとした目標建築の装いとしてコンクリートのあり方を追求した。
色つきのデコボコ面である。
雨だれや汚れをものともせず、それ自体が新しい意匠になり、経年変化を受容する。
重量感やモノの厚みが感じられ、無条件に触れたくなるような面は、人々の触覚的な記憶に訴える。
開口部のディテールは、コンクリートの色と肌理を最大限引き立てる意匠となることを目指し、外部のデコボコ面をスポッと穿ったような独特の外観を実現した。
デザイナー有限会社SOY source建築設計事務所 櫻井一弥、太田秀俊、安田直民
日本バプテスト仙台基督教会のデザインについて日本では滅多に建築に用いられることのないコンクリート顔料だけではなく、表面のボコボコを得るために作った、全て手作りの発泡スチロール型枠など、施工者には大変な苦労をかけたが、良いものを作るために着実に一歩一歩こなして戴き、予想以上のものが完成したと考えている。
また、こうした冒険的なデザインを暖かく見守って下さった教会員の方々からは、建物に対する愛着を感じさせるお話を戴き、喜ばしい限りであると思う。
日本バプテスト仙台基督教会はどのような使用者・利用者を想定したか1階部分は、本教会が運営する幼稚園の園児、教諭ならびに父兄を利用者として想定した。
2階部分は、本教会の礼拝に集う教会員の利用を想定した。
3階部分は、本教会に所属する牧師の家族を利用者として想定した。
日本バプテスト仙台基督教会はその使用者・利用者にどのような価値を実現したか特異な色と質感を持つ内壁・外壁に囲まれた空間は、五感の発達が著しい園児たちの触覚的な記憶に訴え、この建物に対する愛着を芽生えさせるであろうと考える。
それは同様に大人に対しても言えることである。
また、輪郭の明快な形状と外壁の質感は、交通の激しい当該敷地において、力強い存在感を都市に対してアピールすることができ、当教会のこれからの50年を象徴するものとなっていると考える。
社会・文化および地球環境の視点から解決すべき問題点礼拝堂の形式が比較的自由な本教会の宗派において、過去の形式にとらわれずいかに新しい価値を付与するかが文化的な課題としてあった。
また、建設コストのみならず、維持管理コストの確保が難しい教会組織において、いかに維持管理コストを軽減しながらインパクトのあるデザインができるかが課題であった。
その問題点に対し、どのように対応したか形式については、教会らしき形状ではなく、機能から導き出されつつ、都市にアピールできる明快な形状と色・質感とすることにより、新たな価値を付与できたと考える。
維持管理コストの課題については、真新しい内外装で覆うのではなく、汚れやシミを許容しながら全体の存在感がより増していくような建築を目指した。
いつまでもきれいな建築ではなく、汚れをまとっていく建築である。
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