埼玉県立武道館

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県の武道館

公共用途の建築物・空間

株式会社松田平田設計(東京都)

2008年度 グッドデザイン賞 受賞

スチール材の補強によって、従来の木空間にはない軽やかさを達成している。

屋根を用いながらも、屋根を分節することによって、屋根の重さを感じさせない、軽やかな表現となっている。

埼玉県立武道館の概要埼玉県立武道館は3つの武道場、2つの弓道場、2つの相撲場を持つ施設である。
一般的に、武道場は流儀を門外不出とする伝統があったためか、閉鎖的な施設が多い。
しかし埼玉県立武道館は従来の閉鎖性から脱し、「開かれた武道館」とした。
隣接する公園を訪れる人々が施設外から武道が行われる姿を垣間見ることができる「開かれた武道館」が武道の振興に寄与することを期待している。
7つの道場は石畳の中庭を中心に配置しており、正月の鏡開き、演武、試合前の練習場所として交流の中心となる。
屋根架構は埼玉県産材を用い、和格子をモチーフとして構造体は隠蔽せず、武道の心と技に通ずる緊張感のある内部空間としている。
達成しようとした目標武道が旧来の姿から新しいものへと発展するためには、器となる施設も時代の流れに沿うべきだと考え、以下の方針に沿った計画としている。
(1)県民が親しみやすい「開かれた武道館」(2)大規模大会開催に対応(3)見る武道館に対応した観覧機能の充実(4)伝統的なモチーフを取り入れた形態(5)中庭を中心とした人びとの交流を生む施設配置(6)環境への配慮とライフサイクルコストの縮減 (7)埼玉県産材の利用
プロデューサー埼玉県
ディレクター株式会社松田平田設計 代表取締役社長 中園正樹
デザイナー株式会社松田平田設計 総合設計室 第二建築設計部部長 宮原亮
埼玉県立武道館のデザインについて武道に通じる凛とした緊張感を、作品の中に折り込むことが1つの目標であった。
和に通じる格子のモチーフを繰り返して使い、光と影が連続する空間をつくっている。
アプローチから展開するシークエンスの中に現れる和格子、光、影による中庭は、日常は静かな空間であるが、大会時には人が演出する交流の場となる。
日常と非日常の使い勝手と演出を両立する施設を目指し、利用頻度の高い公共施設の新しいスタイルをデザインした。
埼玉県立武道館はどのような使用者・利用者を想定したか敷地はさいたま水上公園に面し、夏は家族連れでプールを楽しむなど多くの県民が訪れる場所である。
埼玉県立武道館は「開かれた武道館」として武道をする人だけでなく、これから武道を始めようとする子供や生涯スポーツとして楽しむ人々など、この場所を訪れる多くの県民が武道に興味を抱き、利用することを想定している。
埼玉県立武道館はその使用者・利用者にどのような価値を実現したか建物外周はPCのフィーレンデールで構成することにより敷地内外の透明性をもたせ、2階回遊デッキからは室内の様子を伺うことが出来る。
公園を訪れる人々が自然に観客となり、見る武道から実践へとつながることで、これから武道を始めようとする子供や生涯スポーツとして楽しむ人まで、気軽にこの武道館を利用できる。
内部空間は和格子をモチーフに採用し、限界まで絞り込んだ構造体により武道に通じる緊張感を創出している。
社会・文化および地球環境の視点から解決すべき問題点地球環境配慮の視点から、自然エネルギーの有効利用や省エネルギーによるライフサイクルコストの縮減が課題であった。
また、埼玉県産木材を利用することで環境配慮と地場産業の振興の両立を図ることも課題であった。
その問題点に対し、どのように対応したか屋根架構には埼玉県産の杉を利用し、伐採後には植林を行っている。
原木の切り出し植林、製材等は県と設計者、施工者の協力の下に行い、環境配慮と地場産業の振興を両立させた。
道場屋根のハイサイドライトからは風を取り込み、トップライトより熱気を排出しており、光と風を制御することで照明、空調にかかるエネルギー費を縮減している。
その他、雨水利用、太陽熱温水装置、太陽光発電、外気冷房などにより省エネに努めている。
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オフィシャルサイト http://www.saitama-budoukan.jp/

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