シンコービル

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テナントオフィスビル

商業・産業用途の建築物・空間

株式会社竹中工務店(大阪府)

2008年度 グッドデザイン賞 受賞

市松模様状に配置された構造壁のみで構成されたテナントオフィスビルだ。

小ぶりなビルでスパンが小さいことを換算しても、あたかもファサードの装飾要素のように見えるパーツがビル全体を支えていることに爽快感がある。

高度に専門化し、同時に硬直化・陳腐化してしまったようなテナントビルの計画がいまだ街中を埋め尽くす中で、こうしたユーモラスともいえる計画が大手ゼネコン設計部から生み出される状況そのものが痛快だ。

シンコービルの概要大阪の都心、北区堂島に建つ小規模のテナントオフィスビル。
一見揺らぎながら立ち昇る外周のRC壁構造体だけで、重力と地震時の水平力に抵抗させている。
壁の外側にはサッシを配し、結果壁の断熱材は不要となった。
RC壁のセパレータの穴は貫通しており、光を通す。
更に引き違いサッシは全てが開放可能で、風をも導き入れることができる。
間口8mのスパンはボイドスラブでとばしており、室内には柱型も梁型も一切出さない。
床下のOAフロアは350mmの深さをとり、空調・ワイヤリング・給排水までを全て床の下で解決し、室内のどの位置にでも水周りを設けることができる床下の設計を行った。
達成しようとした目標入居希望のテナントに対し、安全で、明るく、気持ちよく、便利で、安く、かつ自由な空間を提供することを目指した。
特にテナントフロアでは、どの位置にでも水周りを設けることができる床下の設計を行っている。
プロデューサー株式会社竹中工務店 大阪本店 設計部 森田昌宏
ディレクター株式会社竹中工務店 大阪本店 設計部 森田昌宏
デザイナー株式会社竹中工務店 大阪本店 設計部 森田昌宏
シンコービルのデザインについて建物を構成する全てが適正な意味を放ち、素材・プロポーション・シークエンス・・・が織り成す世界を形成しようと決めた。
結果、このビルは都心の喧騒の中にあっても落ち着いたリズムを放ち続け、不思議の国のアリスではないが、単なる近代資本主義経済の権化として集金ヴォリュームマシーンとして行き過ぎてしまった周りのテナントオフィスを軽々と越える、しごくまっとうなバランスを示せたと思う。
シンコービルはどのような使用者・利用者を想定したか都心において、45坪・30坪・15坪ほどの小規模完結型の床面積を求めるオフィスワーカーや、歯医者・ヘアサロン・ネイルサロン等の、水を使うヒーリング系店舗などを想定している。
シンコービルはその使用者・利用者にどのような価値を実現したか間口8mのスパンをボイドスラブでとばし、室内には柱型も梁型も出さないすっきりとした気持ちのいい自由なスペースを提供した。
またOAフロアは350mmの深さをとり、空調・ワイヤリング・給排水までを全て床下で解決し、フロア内のどこででも水周りを自由に作ることを可能としている。
またエントランスではスピーカを仕込み、井出裕昭氏によるサウンドを流し、外界の都心の喧騒から逃れられるように仕組んだ。
社会・文化および地球環境の視点から解決すべき問題点地震災害に対し、生命の安全と財産をしっかり守る構造とすること。
また無駄な仕上材料を極力減らすこと。
また可能な限り自然の光と風の力を利用できる引き違いサッシを用いたエンベロープデザインを行うこと。
その問題点に対し、どのように対応したか外周のRC壁構造体は開口率が50パーセント以上でありながら、壁の配列の妙によって、揺れをロッキングして相殺し、これだけで重力と地震力に抵抗する。
そしてその外側に全てが開放可能な引き違いサッシを配し、壁の断熱材や仕上を廃止した。
かつ可能な限り明るい自然光を取り込み、自然通風を生かした換気を行う。
共用部のフットライトは48.6mmφの単管に長時間寿命のキセノンランプを仕込んだ。
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オフィシャルサイト http://www.takenaka.co.jp/

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